のがみ農場便り

農林水産祭り

毎年都市農業センターで開催されている鹿児島市農林水産祭り。


曇り空だったことが功を奏してか、暑くもなくちょうど良い気温。


来場者も多い。



鹿児島市農林水産祭り24年5月14




2人の子供を連れ、様子見だけだと寄ったつもりが、ちょうど着いて体験コーナーを巡回しようとした時がお昼時間になり、ほとんどの体験コーナーが午後の部を待ってからということになった。


子供たちも既にやる気になっていたために、じゃあ帰ろう、ともならず、農業青年クラブが作るうどんを食べ、ゆうかり学園が作った黒豚ギョーザを食べ、1時まで待つことに。



午前中は子牛の品評会が行われていたようだ。


鹿児島市農林水産祭り24年5月13




その間、鹿児島大学の先生や薩摩鶏保存会の方々、お世話になっている市職員の方々に挨拶ができるいい時間ができた。


子供たちが中でも興味を持ったのが「動物のお医者さん体験」。


鹿児島市農林水産祭り24年5月6



白衣を着て、聴診器をつけ、動物の心臓の鼓動を聴く。


じーっと、子ヤギの鼓動を確かめていた。


鹿児島市農林水産祭り24年5月7




他にも、


丸太切り体験。


大人も張り切って参加しているのが印象的。


鹿児島市農林水産祭り24年5月16






牛の乳搾り体験。


高千穂牧場でやっていても、やっぱりやりたいらしい。


鹿児島市農林水産祭り24年5月8



鹿児島市農林水産祭り24年5月9





体験を通して共通する子供たちへの印象は、


とにかく終わったら目をキラキラさせて喜んでいることだ。


とにかく嬉しそうで、親に体験した感触を嬉しそうに話す。





グリーンツーリズムでは、枝豆の種をポットに入れて持ち帰り。


お父さんのビールのお摘みを大事に育ててください。



鹿児島市農林水産祭り24年5月3





タマネギの収穫体験もありました。


マルチの穴から子供たちの力で取り出せるようなものは、比較的みんな小さく、大きいのは取っていないので、その場にいる担当の人が後で抜いたものをいただく。こっちは大分大きい。


しかしながら、「とったのは全部ちいさい、」と言う。


子供たちの勝手な解釈もまた面白い。


鹿児島市農林水産祭り24年5月1




収穫場まではカッコ良くしたトラクターで移動。



鹿児島市農林水産祭り24年5月2




例年、意外と言っては失礼だが、子供がスケッチをするのに一番集まる場所が、薩摩鶏。


とにかく子供たちが群がっている。


鹿児島市農林水産祭り24年5月10



愛好家たちは、たまに来る来訪者の質問に嬉しそうに答え、あとは暇そうにしているが、


ここは子供たちがスケッチをするのだ。



鹿児島市農林水産祭り24年5月15




鹿児島市農林水産祭り24年5月11





その次にスケッチの多い標的は、ヤギ。


鹿児島大学の先生や学生さんが丁寧に子供たちの相手、来訪者の質問に受け答えをしていた。


鹿児島市農林水産祭り24年5月12





今回も十分に楽しませてもらいました。



タマネギはたくさんもらったし、子供たちも大満足。





また、観光農業公園への取り組みへの勉強にもなりました。



活かしていこうと思います。





粘った3時間の末に・・・。

今日は暑かったね。


幸い、日蔭は風が通り、やや心地よい。


子豚さんも、ZZZ・・・・。


子豚zzz




そんなに暑がった様子もなく、気持ち良さそうだ。



夕方になって、予定日を過ぎた怪しい母豚の動き。



帰ろうと思ったが、



破水している。



な~んか、始まりそう?



今は1頭が大事。



帰って朝来たら、何頭かダメだった、みたいなことになると最悪。



とりあえず、待ってみることに。



ようやく、30分ぐらい経過してから1頭目。



5分後くらいに、間もな2頭目。



お乳の出も良さそう。これは結構いけるかな?






お産1





それから30分後に、3頭目。



間隔が空いた。



母豚は、まだまだ息んでいる。少しきつそう。



あれ・・・・・??



さらに時間が経つ。



おかしい・・・・。



引っかかってるか?



待つことさらに1時間・・・・。



胎内で死んでいてはマズイ。



手を(腕を)洗い、母豚の膣内へ手を伸ばす。



いきむ母豚の体内が、腕の侵入を強張って押しだそうとする。



ゆっくり、ゆっくり、手を伸ばしていくと、



子豚が引っかかってる?



いや、これは胎盤?



とにかく、手の届くところでは子豚はいないようだ。



また、待ってみる。



そして、やっと動きが。



・・・・・?



その胎盤、出てきたよ。



おいおい、もしかして、終わりかい?



まだ、3頭、だよ。



まだ産みます!って顔して、つらそうだけど、



なんか、表情、落ち着いてきた感じ?



前回も3頭の記録。しかしこれは初産だったからね。



そうしているうちに、胎盤がほぼ全部、出てきました。



もう、7時半。



4時から、あなたに付きっきり。



いやいや、ご苦労様。



だけど、



え~!もう少し入ってるかと期待したじゃない。



いやいや、頑張った。ご苦労様。



しかし、え~!?



うん、まあ、こういうこともあるでしょう。







今後のお肉事情から、色々考えた。

TPPが絡んできたところで、今更というところであるが、

農業全般の行方が非常に厳しい一途をたどり始めている。

いや、既に始まっていた。

昨日の記事に米国産、中国産のコメがどうやら認知され始め、取り扱う事業所も増えてきたと書かれている。

人口減の流れも止まらず、高齢化社会に伴う日本国内の胃袋はますます小さくなる。

経済評論家並みのことをわざわざ述べる必要もないわけだが、

自分たちの置かれている立場を十分に理解し方向性を決めていかなければならない。

連休中にスーパーの精肉売り場をいろいろ覗いてみた。

輸入肉が安い。

しかも、豚肉はほとんどが「国産」の表示。

鹿児島産でもなければ、九州産でもない。

ましてや、黒豚?

どこにある?

百貨店にはちゃんとありました。が、どうして2割引きシール?


要は、売る側にとって、消費者にとって、付加価値を求められるお肉の重要度は低いということだ。

安心、安全は、店頭で販売されている以上、当たり前である。

じゃあ、美味しくて、安い方がいい。


昨日も大型ショッピングモールで豚挽肉を購入したが、

悪くないですよ。

おそらく、どの商品も安くて、安心、安全で、美味しいと思う。

ちょっと差をつけるくらいでは、競争できません。


先日、豚肉の取り扱いについて、お話をさせてもらう機会をいただいた。

自分たちの取り組みや、お肉について評価していただくコメントもあるのだが、

基本的に、生産者から直接だから、欲しい部分肉が安価で入手できると考えていたようだ。


生産者は考え方次第で、農場経営手法も異なるが、

基本は食品を作るのだから、いいものを作りたい、美味しいと言ってもらえるものを作りたい、と思うことは一緒。


しかし、手をかけてまで、普通以上のコストをかけてまで違うものを作りたいのは、より良いものを目指して、

評価してもらいその付加価値額で販売したいからだ。


各生産農場が手をかけてつけた付加価値が、価格に反映できないのなら、

割り切って、普通に養豚場をやるだけである。


個人で販売努力をしようと頑張っている生産者は、大概、余計な手間とコストをかけている。

大きな農場を持つところも良いものを作るための努力はもちろんしている。我々より実践的であるためレベルも高い。しかし、大型経営は個人レベルより数字管理に徹底しているため、このコストが見合うのもか否か、すぐ実践するべきか否か、母体が大きいだけに非常に判断の難しいところ。

それとは違い、個人経営はやりたいことをすぐに実行し、貫けるが、判断を誤ると継続的な経営は望めない。

ここは組織との差が出てしまう。



生産者の強みを生かし、上手に付加価値額をつけて販売していくこと。

6次産業化はその最たる目標である。

気をつけなければいけないのは、既存の流通・販売を単に追いかけたって、競争になんかならない。

近い存在においしいと言ってもらって自己満足に浸るだけだ。

少しかじって、良くわかってきた。

プラスにはなってくので、継続的にしていけば必ず実になるが、不利なスタートだけに期間を要する。

小売肉屋さんは、まだまだ、ずーと先の話。結果としてそうなればいいというところだ。


幸い、うちの農場はエサ屋さんという立場から農場をスタートさせた。

エサに関しては、情報や知識の有利な点がある。

ましてや、循環型のリサイクルにおいては、レベルの高い事業所との取り組みをさせてもらうことで、

安心して食品残さを利用できている。


これからは、豚、豚肉としての観点からもう一段階レベルアップして、

のがみが作る黒豚全般を総括して売りだしていく。


それは、

これまで鹿児島の黒豚に携わってきた素晴らしい偉人の考えやその偉業を伝えていく、歴史や伝統であり、

豚肉を使った料理や食育に係る伝統食や家庭料理の食材としての提案であり、

畜産県でありながら、未だ開拓されていない(未だ流通が多くない)部位を沖縄県とは違う提案で流通し、

豚に関する食以外の情報(例えば世界の文化や習慣、グッズ)を、もっと生産者の立場から広める。

ヒトの健康に大きく関わってくる存在になりうる可能性もある。こうなったら畜産業にも大きな機会が。

総体として、今まで黒豚1頭を採算に合うだの合わないだのと言っている畜産の現状から打破し、

収益の見込める畜産業を目指す。


豚博士を目指す!こういうことになるだろうか。博士号とか、そんな難しいところではなくて。


世界からの影響は多大に受けるであろうが、

個人事業者が夢と目標を持って出来る農業経営を確立していくこと。

単年度別でいくと厳しいが、やるしかあるまい。


飼料販売も世界事情に大きく左右され、厳しくなる。

たい肥の在り方、方向性も含め検討中だ。


GW中に色々考える時間を作れて良かった。


あとは個々に具体化して実行していきます。


























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