のがみ農場便り

2011年02月

畜産加工研修 後期

加工研修













今回は後期研修ということで、前回の研修で仕込みをしたロースハムとベーコンを中心に、焼豚、角煮、ウインナーを作りました。

今回は農業大学校の短期研修生を交えての研修会。

加工研修3
燻製は長時間やり過ぎると、逆に燻製の匂いがきつくなるので要注意です。

熱をかけたあとは必ず冷やし込みの過程を入れます。これはジワジワ温度を下げるとその間に雑菌が繁殖しやすくなるため。




加工研修2













一般にハムやベーコンはどういう状態が一番おいしいのか?と質問したところ、

基本的には出来上がりの状態(約80℃)にもどしてあげるのがベスト。プロとしては、焼くよりも温めるという考えのようです。

ベーコンは焼いた方がおいしいと思うのですが。

まあ、結局は好み、ですって。

今回もかなり充実した研修でした。

益々、実現にむけて計画していきたいと意欲が湧いています。


糖尿病の良し悪し

鹿児島大学病院内にある環境医学科へお邪魔しました。

ここでは豚を通じて、人間の健康にどう関わり合いを持たせていくかという共通話題からご縁があるのですが、今はミニブタを使って睡眠の研究をされています。

研究が先へは人間の健康へ応用されていくのでしょうが、我々としては豚が食べ物や環境によってどのような睡眠を得られ、良好な発育、良質の肉づくりへつながっていくのか、大変興味深くお話を聞かせてもらっています。

子豚の生まれた大きさによる健康の違いなどを話していると、面白いことにそこから発展。

人間も健康だが糖尿病の傾向にある母親からは胎内でインスリンが不足し、胎児は自分でインスリンを得ようとする。その結果、3000g以上の大きい赤ちゃんが生まれる確率が高くなるんだそうです。

そういう私の生時体重は4000gです。おかげで健康です。??

逆からいえば、母豚が糖尿病の気があれば、強い子豚が生まれる?

人為的に操作するのはどうかというのもありますが、ここの分野に関しては何の疑いもなく輸入穀物飼料を使っているわけですから、深く突っ込んでいく価値はありそうです。

豚が食だけでなく、人間の健康に大いに貢献できる動物として活躍させていきたいものです。


かけがえのない親友

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厄払い連続2週目。

成人式を一緒に迎えた旧友が20年後の厄払いということで、自分の親、家族を招待して合同厄払いをしました。

親も20年ぶりの同窓会だと非常に喜んでもらい、お互いの家族も増え、多いに親睦を深めました。

高校時代はお互いの家でタバコを持ち寄り、ウイスキーを持ち寄り(注意:持ち寄っただけです。)散々盛り上がった仲間です。

あいさつでも「お宅のバカ息子はここまで成長しました。」と平気で言いあう始末。

私はどちらかというとこの中では会話が乏しいタイプ。とにかく、この連中は今で言うと半端ないのです。

喧嘩になりそうな時、連れ出されました。

悔しいとき、別れのとき、いっぱい泣きました。
私はどちらかというと冷めた方なのかもしれませんが、なぜかその雰囲気の中にいます。いじられキャラ?

友人のお父さんが言ってくれました。

「お前らは私たちの誇りだ。」と。

今でもパトカーに代行されてしまう友人もいますし、お客さんに売られたケンカを買ってしまう友人もいます。

けれど、みなその業界(まともな)においては一目置いてもらう面子ばかり。

お互い、ライバルです。皆が口を揃えます。

ありがとう。

みんなのおかげです。







屋久島

ヤクスギランド10
種子島・屋久島への出張。

屋久島は初めてです。

ご縁があり、屋久島の黒豚生産者を訪ねました。

霧島の大自然、より屋久島の大自然はやはり雰囲気が違います。

豚も健康そのものだそうでほとんど病気の心配も要らないというご様子。

船便のため物流コストがかかり不利な面もありますが、屋久島ブランドを確立させられたら面白そうです。生産者も若いのでこれからです。どんどん頑張ってほしい。

たんかん出荷前日らしく、あらゆる場所でたんかんの収穫が行われていました。

ただ、よく目に付いたのは畑のフェンス。

鹿がかなり繁殖していて、よく畑に現れて荒らしてしまうようです。

もののけ姫でもシシ神様がイメージされているように、なかなか人間の都合のいいようにはいかないのでしょう。

しかし、あれでは農業は非常にやりにくだろうな。

おいしい首折れサバ、いただきました。

ルテインと牛

牛を飼っている農家さんで、とても贅沢?に思われるようなものを発見。

某メーカーの健康補助食品。

子牛をせり市場に出すときに、眼の充血が目立つと、印象が悪くなって評価が落ち、値段も安くなってしまうとか。

あるとき自分のために飲んでいた健康補助食品を子牛に与えたところ、みるみる眼の状態が改善したらしく、しかも健康状態も良いのですっかりはまってしまったようだ。

この商品の売りは「ルテイン」。ほかにカシスエキスも配合されており、これがなかなか肺炎防止につながっているとのこと。

ただ、愛用されるのは問題なくても、子牛に1粒の価格は安いものではない。

相手は子牛といえども、200~300kgくらいの体重です。

たまたま私も健康食品原料に携わっている方がいるので相談しました。

そこで、若干内容は違うが大体の目的は同じものを探してもらい、早速試してもらうことになりました。

ビルベリーカプセル
私も詳しいことはわかりませんが、人が販売の対象でなくなるだけで、いろんなやかましい制約がとれて、その分余計なコストを抑えられるのではないかと考えます。

もし、これがうまくいったら、畜産専用として販売を考えてみるつもりです。

今のご時世ですからなかなか箸にも棒にも引っかからない話は聞きただがりませんが、少しずつ実績を残せるよう取り組んでいきたいと思います。



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