のがみ農場便り

2011年08月

自由研究から学ぶこと

子供たちの夏休みの自由研究は「黒豚」。


長女は去年に引き続き、連続の黒豚特集である。

去年は、黒豚とエコという題材で賞をもらった。

今年は、黒豚の名前の由来から、歴史、なぜ黒豚なのか、そして豚肉の部位の紹介、栄養、内臓肉の紹介、

黒豚を使った郷土料理などをまとめた。


しかし、いざ教えるとなると難しい。

嘘も言えない。

今になって、また1から勉強です。


今回調べていてハマったことは歴史。

なぜ、琉球から渡ってきたのか、豚肉を食べる習慣があったのか。


宗教がからみ、戦いと侵略、外交、そして中央と結ぶ懸け橋としてのアイテムとして、黒豚の存在があった。

これはあくまでも言い伝えや説に基づくものだが、薩摩ならでは、ということではなかろうか。

鹿児島の黒豚は、いろんな由縁があるようだ。


あまり小学生に余計な情報を押し込んでも、理解に苦しむので、やわらかく説明した。

いわば親交に深くかかわる存在だった。


肉についてもまだまだ勉強不足だ。


あと、前から思っていたが再認識したことは、

鹿児島の人は畜産県でありながら、内臓肉をあまり食べないこと。

新鮮なモノが豊富にあるからこそできる展開方法があるはず。


ご当地グルメ。最近はやりのB級。


最近、旗を見かけなくなって寂しいが、黒豚横丁なるところで、あるいは新しい観光スポットで生々しさではなくて

ご当地健康グルメたるものが発信されていっても面白いのではと感じる。


毎日、処理施設では職員さんが1つ1つ検品をしながら処理がされている。

駄目なものは一般に出回らない仕組みがきちんと確立されている。


レバーは万人が好んで食べるわけではないが、おいしくて栄養価も高い。

食べ物への感謝から生まれる商品の在り方は、もっと鹿児島の畜産を盛り上げる材料になっていくのではないだろうか。


ただ、都会の人と違って、豚が臭いことを知っている。

本当に臭いからクリーンなイメージが定着しない。


来年の自由研究のテーマは、

「豚はくさい」、なんていうのはどうか。

多分、猛反対されるどころか相手にもしてもらえないかも。



子供たちが、黒豚をテーマに自由研究をしてくれることは嬉しいことです。

ただ、好きになるということを強要するつもりはまるでない。

それこそ、くさい、かわいい、みにくい、おいしい。なんてあくまでも曖昧なイメージでいいんです。

理解してくれればいい。


これからは、豚肉に限らず食に関する問題がいっぱい起きてくるはず。

食は体の源であること。

地域の食材が、いかに生活の周りにおいて大事になってくるか。


年を数えて、

そう言えは、うちのお父さん、くさいし、ビールばっかり飲んでるし、いつもたくさん食べすぎるし、いつも勝手なことばっかりってるし・・・、

けど、豚になったら耳にタコだよね。

くらいがちょうどいい。



そう、私は、娘たちが食に対してきちんと考えることができるよう、

あえて、メタボリックを演じている。







そうめん流し

慈眼寺のそうめん流し

歩いても5分。

30年ぶりです。

歩いて5分のそうめん流しは、まさに灯台もと暮らし。

雰囲気、いいですよ。


慈眼寺そうめん流し3



子供の頃から数えて、憶えているだけで、今日が通算3回目。


自分は、この慈眼寺公園で育った。

一人でも慈眼所公園。

慈眼寺公園を探検するのが大好きだったのか、暇だったのか、友達いなかったのか。

何が面白かったのか、わからない。

遊ぶ所って、ここで探検するか、グランドで野球するか、

ファミコンは確か6年生くらいだった。

マリオ、アイスクライマー、バルーンファイト、ゼビウス、ete。

なつかしい。

みんなで食べるおやつは、

アルプスメイト(今のブラックモンブラン)50円、ホームランバー30円、みぞれ50円、ベビーコーラ?円、フェリックスガム10円、ベタベタしたするめ?円、etc。

慈眼寺は、じゃんぼ餅も有名でだったが、この遊び場でじゃんぼ餅は食べなかった。

しかし、どこかでよく食べていた。

そうめん流しで、久しぶりのじゃんぼ餅。


ファミコンの前は、この付近で、ザリガニすくい。

思い出がいっぱいある、慈眼寺公園。



子供の頃をいっぱい思い出した。


慈眼寺のそうめん流しは、思い出の風景の一つ。


おいしく、懐かしく、堪能できました。

慈眼寺そうめん流し1



今、この写真見て思った。

これに黒豚の冷しゃぶ、なんて、どうですかねえ。




入来牧場へ

今日は鹿児島大学入来牧場にお邪魔した。

牛の育成用飼料と繁殖用飼料の納品。

タンク飼料は初納品だったので、納品場所の確認もあり立ち会うことにした。



入来牧場2




しかし、この入来牧場は雄大である。

こんな場所に農場があると、ホントに夢が広がるというか。

かなり羨ましい。


入来牧場3





自分も学生の時は牛とヤギが中心でした。

ここの大学ではないのですが。

アルバイトも生見の牧場でお世話になってましたし。

人工授精師の資格も牛。

なつかしいやら、うらやましいやら、

こんなところで黒豚放牧出来たらいい宣伝になるね。


入来牧場4



まあ、一歩ずつ頑張ります。

大学とお仕事で繋がりができるといろんなことが学べて一石二鳥。

これからもよろしくお願いします。






農家は常に私の先生。

都城の農家さんから、久しぶりの注文。

やめるんじゃなかったの?


そう、意地悪いうなよ。


子豚の契約上、取引を止めざるを得なかったのは、お互いにわかっている。


「あとはお前に任せる。」

どうも今の取引先と問題が生じたらしい。


折角の御縁です。

とはいっても、秋口から子豚は結構どこも頭数が上がってくるんだよねえ。

自社農場は一貫生産に切り替えをしている段階なので、うかつに他の農場の子豚を入れるわけにはいかない。

衛生的に問題が生じるためだ。

単に風邪、単に下痢、なんて総括すれば一緒の症状だが、その中でもいろんなタイプがあるので、下手すると自分の農場の豚の調子が悪くなってしまう。

子豚の取引の場合、母親の頭数規模や、流行った伝染病などの経緯があった地域でないか、ワクチン接種はきちんと対応できているか、など一概にはい、そうですか、とはいかない。


自分の都合ばかり優先してはいけないことを最近学んできているばかり。

なんとか、出来る方法、探します。


久しぶりに会うといろんな話題が出るが、一番変化があることは、自分が実際農場を始めてから、知識レベルでない、実践レベルでの話ができるということ。

なんだかんだ言っても、やっている人の情報が一番です。

いろんな情報が入ってくると、一番いい情報をもとにして、自分たちで実践し、上手くいったら、みんなに紹介する。

リサイクルも肉販売もそうですが、行く行くは養豚だけにとらわれない、幅広いアドバイザーとしての機能を持ちえる会社にしていきたいと考えています。


こういうことから、やはり農家さんは常に大先生です。


豚の話になると、共通して言えることは、「長くなる」こと。

結局みんな豚が好きなんだね。


ここは黒豚のほかに、自分が納得いく白い豚と黒豚のかけ合わせを作っている。

離乳からのエサの切り替えがうまくいかないなど話が盛り上がると、


こういう奴をつくらんか!


柚木崎白子豚2



連れてきた。

たまに白い子豚を見ると、かわいいね。


で、また連れてきた。

こいつはこの前も見せられたんだけど。


こいつがサイコーだ!

柚木崎斑子豚1



お土産に袋いっぱいのオクラをもらう。

先生、今日も講義ありがとうございました。






これが、オトコの使命。

こう暑いと、さすがに、ねえ。





繁殖があって、成り立っている。






そんなこたア、俺には関係ねえだろ。






ねえ、最近だるいんだからさあ、勘弁してくんない?







ねえ、あんた、若いクセに、だらしないわね。




ちょっと、なんなのよー!





ねえ、チェンジあり?







溝辺オスメス







繁殖があって、成り立っている。






男はその使命を果たさなければならない。





その使命が果たされない以上、お前の明日はない。







そんなこと、言ってもよー!!






カンベンシテクレヨーーーーーーーーー!!!!!!!


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