のがみ農場便り

2011年12月

とても参考になります。

1個の宅急便が届いた。




?????




いつもは来ないタイプの赤い箱。





それは、




満園さんの「みかく亭」ギフトでした。





みかく亭ギフト2





満園さんは、私と同じく、


黒豚生産をしながら、消費者へ思いをきちんと届けていきたいと考えている仲間です。



しかも、


黒豚生産から、加工、販売に至るまで、先駆けて実践している。






参考にしてくれれば、なんて、




ありがたい。いやいや、ありがたい。





同じく黒豚生産仲間であり販売も手掛ける谷門さんも、「包装紙を考えてみれば、」「普段食べてもらっているお肉を届けてもらうって考え方を取り入れてみたら、」なんてなるほどアドバイスもくれるし、




嫁にも、



「良くあんたにそこまでみんな声掛けしてくれるよねえ。」



なんて。




他にも日頃助言いただいている方々、



本当にありがとうございます。





開けさせてもらったギフト。



実際、そのつもりで見ると、



内容量、組み合わせ、賞味期限、パンフレット、箱、受け取った側がこれでどう思うか、など、



なるほどねえ、と思うことばかり。




お肉屋さんではない我々が懸念するのは「商品管理」。



よく品物が流れるようになれば問題にはならないが、




そんなに動くものでもない。



そうなると、製造をかけるロット数だ。





冷凍物が中心となる。




品質を下げず、製造原価を跳ね上げず、



喜ばれる商品。




いつも利用いただいている方へ用と、



贈り物に使っていただくとき用の使い分け。





少しずつ、自分のものにしていきたいと思います。





「みかく亭」さんの黒豚商品も、



「谷門農場有限会社」さんの黒豚商品も、





それぞれ自分たちで思いを込めて自社で黒豚生産をし、商品作りに励んでいます。



素晴らしい商品ばかりです。



是非ご利用ください。





作業効率かコストダウンか

年末のあいさつも兼ね種子島へ。



最近は日帰りで帰るようにしているので、ルートと1件当たりに費やす時間を上手く考えながら回らなければならない。



最近のルートは、




朝一便のトッピーで西之表に9時5分着。




そのままレンタカーに乗りこみ、まっすぐ南種子へ直行。




自分の乗る車はいつも決まってあるので、電話1本で西之表港につけてもらっている。
(軽だけど)




約1時間のドライブで南種子町に到着。




2件の黒豚農場と、1件の養鶏場に挨拶。




今回は、なんとも時間が思い通りに行かず、押してしまった。




黒豚農場は、自分がスタートからお世話をさせてもらったこともあり、農場の成績や出荷の状況など、いろいろ話題が尽きない。


一番最初は、


自分で子豚を買い付けて、そのまま貨物フェリーに乗り込み、


何にもない放牧場に20頭降ろしたことから始まった。


今となっては、


まあ、よくあそこまでしたもんだ、と思う。





先方は私がもはやアドバイスできないくらいどんどん成長しているので、頼もしい。



とはいっても、豚のことになると言いたいことはどんどん言ってしまう私。



それが、良い関係なのかもしれません。




種子島は、誰もがご承知の通り、




安納イモが有名。




この農場のやり方の上手いところは、




安納イモの生産を自分の広い畑を使って作らせ、




出荷時の、規格外やその他商品としての出荷に向かないイモを、





すべてエサ用に貯蔵している。



イモのサイレージにしているわけだが、


これが、また豚が好みそうないい匂いなんですよ。



まさに、種子島ならでは、です。





そこで、いつも目につくのが、



煮炊きようの大きな釜。




建築の木廃材を使って火力で煮炊きする。



種子島黒豚牧場





そのほとんどは安納イモだが、




毎日の作業ではあるが、




実は、いいエサ代になっている。




私はエサを購入してもらう立場なので、もっとエサ使って、と言いたいところではあるが、




母豚用と肉豚用で、



おそらく、


3トン以上はエサ代に掛かる経費を抑えている。


金額にしたら、まあ、月に15万円以上は、これで浮かせているともう。




もちろん、燃料なんて使っていない。


木材は、限りなく、ある。




しかも、安納イモです。




豚もいいものが出来ている。






今では、養豚業も、少しは見栄えも良い方が、一般的な受けはいいだろう。



だが、本質は、養豚というジャンルの



立派な事業である。




農業も利益が出て、まさに家業が、法人に至っても、それでもって、生計が立てられるのである。





養豚でも機械化はある程度必要だ。



人件費に置き換えると決して馬鹿にならない作業が多い。



しかしながら、


生産効率の向上を求めんばかりに、



経費が大きくのしかかってくるのは本末転倒になってしまう。




農機具や重機に関して言えば、とても外せない、しかし大きい存在である。




ここの農場は、まさに、



地域の資源を最大限に有効利用している。



地域でのメリットを畜産業に応用する。





この考え方が、畜産業については重要なポイントだ。





あらためて、勉強させられた。








南種子、中種子、西之表と北上し、




最終便のトッピーへ乗り込んだ。






最後にお邪魔した西之表の子牛生産の方は前日の子牛せりの値段が予想以上に良かったようで、


夫婦ともにご機嫌。



みんな不安な話題が多かった中で、最後にあの笑顔を見て帰れたのがとてもいい締めくくりでした。









石の上にも3年。

今冬のギフトセットが、よく出ている。



しゃぶしゃぶ肉のセット。




正直なところ、去年までは、




全部でいくつ出たのか、良くたどれば記憶で勘定できるくらいの個数だった。




恥ずかしいから、おかげ様で、なんて適当なことを言ってごまかしていた。







今年は、身内以外の注文が多い。







注文をいただく中で、







全く知らない人は、ホントはそんなにいません。





身内以外に、いろんな繋がりで、お世話になっている方や、






身内の知り合いが、利用してくれている。





これは、かなり、ありがたいことです。







おかげ様で(というより私の完全な横着ですが)、




商品に入れる農場の紹介パンフレットが切れてしまい、慌てて注文してます。






そんなに沢山、っていうわけではないですよ。



あくまでも、去年までと比較してというところですから。






送り慣れをしていないものだから、今日なんか、嫁はずっと贈りものの作業をしていたかのように思えるくらい。




うちは今まで、そんなもんだったんです。




今だけにならないようにしないといけません。




また、使ってもらえるように。








そこで、実は、







嫁とも話をしたが、



はっきり言って、商品箱が、





全然ダメです。






ギフト箱








確かに、売れるかどうかもわからないのに、






大きな投資は出来ないので、こうなりましたが、






いざ、商品が出るようになると、




贈り物には、ねえ。










自分でも、お歳暮を買いに行くときに、




商品で選んでいるか?






確かにまず商品。





しかしながら、いや、実はほぼ同時並行に、




その商品の金額を見ている。









あの人にいくらくらい、






これが本当だと思う。





送ってもらった人が、この値段と、この商品で、満足してもらえるか。




喜んでもらいたい人には、2つ迷ったら、商品よりも、高い方を買う。




送った人から、




「あのお肉、おいしかったよ~!」



と、言ってもらえることが、送った人の喜びであり、我々商品を提供させてもらう側の喜びなのだ。






今までの考え方は、




自分たちが普段食べるお肉のことを考え過ぎて、自分で高付加価値を付けられない。




友達の商品なら、お肉でなくても、ためらわずに、セールストークができる。




自信過剰になる必要はないが、




商品を出していきたいと思うところへ、



その商品をレベルアップさせてあげなければならない。






実際、まだ、箱が沢山あるもんだから、すぐにとはいかないし、



どんな箱にするか打ち合わせも考えると、来年のことになるでしょう。






先日、本部さんと打ち合わせをした際に、



自分の商品をどこへ持っていきたいのか、話をした。





良い商品を作って、それが、その価格で認めてもらえるようなもの。





中身も大事だが、



ビジュアルは非常に大事なものであると勉強した。






この箱は、300枚作ると100円掛からなくて済むのだが、




もう、そうじゃないですね。





木箱だけで、1000円なんて事になったら、ビビるけど、





商品に関して、商品のコンセプトをもっと追及していくことが大事です、。





来年は10000円のセットを作ってみましょうかね。







商談会に申し込んだはいいが、

来年2月14,15日に大阪で開催される「アグリフードEXPO 大阪 2012」。



先日、鹿児島県農業法人協会からのお誘いがあり、一度は断ったものの、



6次産業化の認定を受けて以来、周辺からも「もっといろんな商品を見た方がいい!」、



なんて言われるもんだから、



ついつい、お誘いを受けた。




しかし、




商品が、・・・・、ない。




鉄砲玉も無いのに、



何を勝負しに行くものか。





骨付きフランクフルトは、直売レベルならいいのだが、


流通に乗っけようとすると、上手く計算が合わない。



製造原価が上がってしまい、上代価格が引きあがってしまうからだ。






精肉で、と言っても、



うちの場合、沢山頭数がいないので、安定供給体制に少し不安がある。







自分の商品を売りたいのに、



希望されるだけも出せない(自分ですべてを作らないので調整がまだ利かない)、



あんまり収益が上がる商品でもない、なんて事になると、




どうしても、グイグイ行けなくなる。







自社農場黒豚を使って、



自分の商品です!って言えて、



原料比率を抑えて、



製造原価が掛からず、




あまり、高価にならず、




ちょっと、高いけど、これなら買いたい、と思わせるような、



都合のよい商品が出来上がらんもんですかね。




期間もないし、焦ってきます。











ふれあいタッチ

和田福祉館で開催された「ふれあいタッチ」。


まあ、バザーです。



ふれあいタッチ4



餅つきや地元の芸能など、10時から13時までの限られた時間。





野菜も販売。


ふれあいタッチ2







そこで、


また、骨付きフランクフルト売ってました。



ふれあいタッチ1




何とか、年内に少しでも在庫消化せねば。






おそらく50本も出ないだろうと、




なめてました。





去年、豚汁でパッとななかったもんだから、




それなりに考えていたら、



「今年もやってるの~?」



なんて、言われて、




母親と二人でやりましたが、




おかげ様で、少し忙しいでした。



1本ずつじゃなくて、持ち帰るもんだから、



結構、2、3本ずつ買っていかれるんですね。





すぐ近いので、母親が追加を取りに帰ったくらい。




今度は、母親、少し欲張りました。



しかしながら、何とか90本。




遠くに出た経費を考えると、



ここでやるのもまんざらではありません。





というわけで、来年も何か考えます。

















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