のがみ農場便り

2012年01月

森林豚(ふぉれすとん)

鹿児島大学農学部家畜管理学研究室の学生が研究して作り上げました。



鹿児島大学の果樹園で放牧しながら、




合鴨農法によって栽培した飼料米を与え、




森林の木の根や雑草を食べ、




森林の木陰で良く眠り、




のびのびと育てる。




林業と、畜産や農業を組み合わせて複合的におこなう生産活動を、





「アグロフォレストリー(林畜複合)」というのだそうです。





夏に弊社農場より子豚のお世話をさせていただきました。





一昨日は新聞にも掲載されました。




鹿児島大学塚野卒業研究






実は、本日、その豚さんたちの出荷だったのですが、





トラックから降ろした時、言うこと聞きそうにない。





相当、人間慣れしていた。





よっぽど、愛情注いでいたんでしょう。





出荷の時になんですが、





生き生きとしている、というか、





堂々としている。





ストレスなんかほとんど掛かってなかったのでしょう。




果樹園に移動してから、一時調子が悪そうに見えましたが、





環境に順応して、かえってのびのびと健康に育つ。







2008年6月24日。





自分たちが郡山農場でスタートさせた時がまさにこのやり方でした。





その頃はやりたい放題。





その時の写真です。





ロデオ






いつのまにか、





畜産業という仕事で、今日が成り立っていることに気付き、






放牧のみでの養豚は継続が難しくなり、





効率良く豚を飼育する方法へと導かれる。





みんな生活が掛かりますから、当然の成り行きです。





しかし、この方法なら豚が強く健康に育つのはみんな分かっている。





畜産業というよりも、家畜という定義の原点です。






輸入穀物に頼れなくなってくるかもしれないという、まさにこれからの時代。






人口が減り、国内総生産が落ち込んでいくか、と予想されるこの時に、





国内の豚肉の消費量がこれから減少するであろうことと、






安心、安全で、美味しいものを食べて過ごしたい、お肉に対する感覚が変化していくであろうこれからに、





この学生が目指していることは、将来必然的になってくるかもしれない。





正直に言いますと、





羨ましくて仕方がない。






頑張れ塚野さん!





どんどん、アグロフォレストリーを研究して、





将来の日本の畜産の一翼を担ってください。





当然、





自分もそこにいます。





レギュラーから漏れないように、





そっと、ポジションをずらして。






置いていないでね。





明後日は枝肉の勉強ですね。




有意義な時間を過ごしましょう!








森林豚は「潮音館」で販売予定です。





是非ご利用ください。
















ポスター撮影

道の駅桜島にて、




JR西日本のポスター撮影。





2月にJR西日本の管内で貼られるらしい。






農場から、2頭の子豚を軽自動車に乗せこみ、出発。




JR西日本ポスター撮影2





実は、こぶたはまだ離乳前。




寂しさと、寒さと、ストレスで着くまでに、ひょっとしたら死んでしまうんじゃないかと、




かなりドキドキでした。








なんとか、無事到着し、撮影開始。







桜島をバックに、



桜島大根、ブリ、黒豚が並ぶ。



JR西日本ポスター撮影4




全部生産者に声掛けをしていたらしいのだが、




結果的にモデルは、桜島大根は旅の駅桜島の社長、そしてブリはここのスタッフ。




実はこのひと、ガンバ大阪の遠藤選手のお母さんでした。





JR西日本ポスター撮影3






おだてられ、無理やり笑顔を作り、




こぶたたちへ気を使い、




何とか無事終了。



JR西日本ポスター撮影1







子豚が気になるので、失礼ながら、そそくさと農場へ帰りました。





母豚に謝りながら、



なんとか子豚も母親のもとへ生還。






明日の体調が気になりますが、



これなら、一応、大丈夫でしょう。





九州では飾られないということなので、






一度、ポスターを見に行きたいと思っています。







是非、ご覧ください。




菜の花マラソン

今年も懲りずに行ってきました。



菜の花マラソン。




去年より8kgのダンベルをお腹まわりに付けて、




練習量は去年のおおよそ半分。





はっきり言って自信のない出場です。







前日は、指宿の獣医さん宅にお邪魔して、お鍋を囲み小宴会。





また、美味しいもんだから、ガンガン食べて。





翌朝も、納豆に明太子に鮭、なんと朝食のフルコースなんかが出てしまうもんだから、




厚かましくおかわりまでいただいてしまって。





さあ、満腹のスタートです!





菜の花マラソン2012-14








今年は出場人数がさらに増え、18000人。





菜の花マラソン2012-13






多すぎて、まともに走れない。





を、理由に、





指宿温泉病院を過ぎて見つけた友人のサチコを誘惑し、




歩きました。





5kmを過ぎ、指宿スカイライン入口付近、とうとう池田湖が見えるところまで、




歩きました。





ここまでくるといつもなら人が疎らになるはずですが、ならない。





よくよく考えると、人も増えたこともあるが、




かなり後ろの集団に溶け込んでいたらしい。





仕方なく、トボトボスタート。




今回は、



バナナも、



イモも、



氷砂糖も、



豚汁も、



ぜんざいも、





チョコレートも、



おもちも、




一切、シャットアウトしました。




なぜなら、





朝からかなりお腹いっぱいだったので。












池田湖では、





家族の応援をもらい、




菜の花マラソン2012-11






フラダンスで気持ちのゆとりをいただきました。



菜の花マラソン2012-10










池田湖の上り坂付近手前で、




ちょっと用たしに横へそれている間に、




この人に抜かれました。




菜の花マラソン2012-12





毎年出る人。リム回し。





これが、早いんでいつもビックリです。









開聞岳を望み、



菜の花マラソン2012-9










いつも力強い、太鼓の応援。


菜の花マラソン2012-15












枚聞神社を過ぎ、




一定の早いランナーが通り過ぎると、




国道では、




ストップをかけられます。




菜の花マラソン2012-8




遅い人は、



交通を乱してはいけません。








そして、



フラワーパーク付近では、いつも気になっていて、



ここだけは、まだ味わったことがなかったので、並びました。



菜の花マラソン2012-7





マンゴージュースかと思ったら、



パッションフルーツジュースでした。



美味しかったですよ。








ここは実えんどうのスープ。



グリーンピースです。




菜の花マラソン2012-6





山川の牛農家さん情報では、今年はみんな結構、霜でやられて出来が悪かったらしい。



高値が付いている、とのことでしたが、



さすが、




しっかり提供していただいておりました。










きつくて、いつも風の強いヘルシーランド、30km地点を通過し、







やっと山川港までくると、




少し小腹が減り、




カツオのはらがわをいただき、




おいしい、漬けものと、梅干し、そして、あったかいお茶。





白バイを横目に、50mほど歩きました。





菜の花マラソン2012-5




山川港までくると、ここから一番の難関、上り坂。





さすがに、ここは全部歩きです。




歩いてしまうと、歩き癖がついて、脚もかたまり、



動けなくなってくる。




菜の花マラソン2012-4






もう、ダメかもねぇ、と思っているところで、



子供たちが待機。




ゴールまで並走してくれました。



「あんたたちはゼッケンが付いてないがね。」



と、おっちゃんにからかわれながら、





「こんなペースで走ってたら持久走大会は絶対ビリだよね。」



なんて、次女の友達に言われながら、




さすがに歩くわけにもいかず、



時折、会話ができて、気持ちも和み、元気が出て、




うまくゴール出来ました。




タイムは5時間41分。





おそらく、一人なら6時間で着けなかったと思う。




今年のコンディションでこのタイムは、上出来です。




応援の力はホントに大したもんです。




感謝。




菜の花マラソン2012-3




みんなで、うどんを分けあって食べてました。




菜の花マラソン2012-2







帰りは、



渋滞を避け、開聞から池田湖へ入り、頴娃、知覧を抜け、川辺峠へ。



これでも2時間かかりましたが、



当たり前に国道を帰ったらもっと掛かるんです。



ほんとは運転変わって、ビール飲みたかったけど、我慢しました。








そのまま、天文館へ。




とても勢いがあり、求心力を持つ友人リッキーののサプライズバースデーパーティー。





ビール2杯でグロッキーかと思いきや、




意外に、飲めて、楽しい時間。




本人も喜び、素敵な時間を過ごせました。




リッキーサプライズ1








不思議と、




筋肉痛に見舞われません。




今年は、




良い1年に、なるということなのでしょう。




弾みがつきました。

















腕力低下

エサ屋さんとしての仕事始めは農家さんのごあいさつ回り。




ありがたいことに、飼料注文が年明けに集中して、自分が応援しないとこなせない。




4日は農場長を借り出して配達に回ってもらい、




自分は昨日から、3tトラックで配達兼ごあいさつ回りです。




飼料は20kgの紙袋と大きいタンクに入れるバラ配送というのがあって、




いつもの配送担当はこの大きい専用車に4日間乗りっぱなし。



バルク車





そういうわけで、久しぶりにトラック配送。




完全に、




油断してました。





20kgが片手で引っ張れない。




ゴム手袋を付けていないせいもあるが、





明らかに腕力低下です。





数量はトラックに毎日乗っていたころでいうと、まさに 「へ」 のような数。





当然、体は無理をする。




腕以外の力に頼ろうとする。




悲しいかな、




脇下と、背中、腰が、痛い。




明後日はフルマラソンなのに、





こりゃ、いかんです、状態です。




エサ屋さんの配送部門をなめてました。





離れるとこんなにも、と痛感。






状況的に自分が配送に戻るわけにはいかないので、





おそらく、これから手伝う度に、こんな気持ちになるんだろう。





菜の花終わったら、上半身も考えます。


















新年早々お米でトラブルが、

飼料米がパイプで詰まりました。




混ぜるように指示しているのは私。





苦労するのはスタッフ。






上手くいかないもんですねえ。








湧水町の農家さんと、飼料用米の契約をしている。




今年は、約5トンくらいです。





飼料としての5トンは、意外にあっという間の数量だ。







しかし、




この米は、



米だけだと、




苦労してます。




リサイクルでは、食品残さの中に当たり前のように入っているお米。





どうして、問題なのか、






それは、





お米そのままを利用しようとするからなんです。





想像してもらえたらわかるでしょうが、





炊かないお米は食べませんよね。





そのまま食べてたら、どうなる?





そう、




そのまま、消化されずにほとんど出てきます。






仮にも、飼料用として購入したお米。



しかも、これははっきり言って自分たちでも食べてかなりおいしい一等米だと思われます。





形式だって、ただやりました、なんて、とんでもない!



それじゃあ、ただの無駄!無駄!です。




そこで、農場スタッフには、熱をかけてふやかしてから与えるように指示をしました。



結果、スチーム配管を通過してから、途中の配管で、




だんだん、ダゴ(だんご)になっていったようです。




またまた、パイプを外し一苦労かけさせてしまいました。



じゃあ、炊けばいいじゃん、



と思うかもしれませんが、


新しい手間が増えることは少々ならまだしも、



どうやって炊く?となると、そう、簡単にはいきません。




じゃあ、そのままやれば?



といわれると、そうですが、それでは我々がスイカの種を食べるのと一緒で何の得にもなりません。





粉状にする、という手があります。



これなら、消化も良い。




バッチリデス!と言いたいが、



粉にすると、飼料の値段どころか我々食用の価格になります。



それでは本末転倒です。





量を減らしたら?



という話にもなりましたが、



これは、結局目に見える量が減って分かんなくなるだけです。



一緒。





水に1日つけておいてもダメでした。






年明けに難題を抱えました。




みんなどうやって使ってるんだろう。





加熱しないで、お米をフヤフヤにする方法、




どなたかご存じないですか?




飼料米つまる














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