のがみ農場便り

2012年02月

大阪のお土産。

大阪で開催されたアグリフード商談会に参加してきました。



ギリギリまで行くか迷ったので、早割りチケットも取れず。



新幹線も勿体ないので、夜行バスで出発!



この夜行バス、慣れないと全然寝た気がしません。



おかげで1日目はボーッとしてました。



試作中の黒豚パテを持って行きましたが、中途半端な状態で売り込みをかけてもしょうがないので、


とにかく商品の勉強です。



アグリフードEXPO大阪3





試食はいっぱいありましたが、ほどほどにしました。



うちの黒豚に合う商品は逆にないものか。


コラボレーション出来そうな商品はないものか。



出店者へ黒豚パテを持ち込み、逆にいろんなアドバイスをもらいました。



アグリフードEXPO大阪2




これは、福岡でトマトを栽培されている方が作ったトマトジャムをつけたもの。




他にも、島根県のラズベリージャム、新潟の大根ジャム、石川県の塩麹、宝塚のバジルペースト、雲南の山椒、ジャコのり、はちみつ、などなど、



いろんなものをパテにつけては、そこへ持って行き、食べてもらい、感想を聞く。



このパテは、専門の加工業者さんやバイヤーさんにはまだまだみたいなことを言われましたが、



出店者の方たちは、驚くほどその反応とは逆。



みんな、「へえ、こんなのもアリ! なるほどね。」




未知の可能性に目を光らせる。



みんな、自分たちの商品を何とかしたいですよね。



本場は本場の持ち味がある。



それは、伝統でもあるので、素晴らしく、誇りあるものです。



自分も畜産を通して、出来ることを、伝えていきたいと思っている。



ただ、販売促進とは別だ。




自分は、まだまだ素人だから、



いろんな人にアドバイスをもらうことはホントにありがたい。



逆にいえば、まだ、確立されていないが故に、



固定概念がない。




豚肉という素材には、うるさいけどね。



結果的に、その道を知り、そこを追求し、結局、基本に帰ってくるかもしれない。



遠回りと思われれば、それまで。




まだまだ、畜産でも、王道を極めるには先が長いというのに、




商品や料理には、既に多くのすごい人たちが身の回りにいっぱいいる。




今のうちに、知らないところは、いろんな人にたくさん教わって、お世話になって、



黒豚をもっているということを武器に、



いっぱい、いっぱい、いろんな地方の人、いろんな業界の人と縁ができること。




実はこれが最高に幸せなんじゃないか。




自分の八方美人的な甘い考えはありますが、




今回の商談会への参加は、




いろんな気づきをもらいました。




ホテルではせっかくの大阪を飲みにも出歩かず、じっとしてました。




往復夜行バスで、節制しました(ただ、ビール飲みすぎました)。




飲み過ぎて、つい、気が緩んで、プウ~っとしてしまったら、




同乗の女性に、もの凄い形相で睨まれ、




その場の雰囲気はもう、最悪。





酔いが一気に醒めました(マジでやばかった)。





独りで新幹線口に行き、自分の写っているポスターをニヤニヤしながら、パチリ。



アグリフードEXPO大阪1





安価で、充実した、独り旅でした。













プール掃除

この冬に、小学校のプール掃除。



火山灰を抜き取らないと、排水溝が詰まり、うまく水が抜けなくなるらしい。



おやじの会で一緒に活動をしている山岸さんの手伝いだ。




荒田小学校は、授業でカヌーの時間がある。



伝統らしい。



夏は、恒例の錦江湾横断遠泳ならぬ「錦江湾横断カヌー」がある。



上級生の希望する子供を中心に、親も参加できる。



一昨年は私も子供と一緒に参加した。


子供が参加したいと言い続ける限りは、あと4年間、続ける予定である。



時期外れになっても、練習する子供たち。



競技として、将来の国体選手を養成するということらしい。



競技人口が少なく、子供からの練習次第では結構ハイレベルなところまでいけるらしい。



山岸さんの娘もその1人。



山岸さんには、イベントで焼きそばを一緒に作ってもらったり、



子供たちを乗せて車で遠くまで連れて行ってもらったりと、世話になることが多いので、



少しでも恩返ししておかないと申し訳ないのと、カヌーの練習を見るのも面白そうだったので、お手伝いしました。




プール掃除






見てるだけでは、寒そう。



やっているのを見ると、一見簡単そうだが、実は大人になるほど難しい。


体で覚える、という感覚が明らかに鈍くなっている。



ボディバランスがかなり難しい。



思う以上に、左右対称にならない。



しかし、とっても面白そう。



あれも、これも、やってみたいが、



まずは、自転車買わないといけないので、




この気持ちはしばらく封印しときます。




しかし、これで海や川は、最高に気持ちがいいんですよねえ。











ガスを吸い過ぎたかも

今日は、留守番を兼ねて、


コンコンと先日依頼を受けたヒーターの修理。



オーバーホールしただけでは修繕できたかわからないので、



5kgのプロパンガスを購入。



気温はやや高めと思いきや、風もあるので、



事務所の入り口を閉めて作業開始。



終わったパンヒーターを、ぶら下げて着火。



様子を見ながら、次のヒーターの分解へと取り掛かる。



部品交換が必要なモノ以外は、何とか終了。



パンヒーター13台、コルツヒーター1台。



ここまでやると、ある程度理屈がわかってきた。




終えて一息つきながら、どうもおかしい。



クラクラ、する。



目の前でプロパンガスずっと吸ってたんで、おそらくそのせいです。



集中して出来たのはいいが、やりすぎました。



明後日、依頼先へお届けします。



まだまだこぶたにとっては寒いので、早く使いたいでしょうから。



でもって、次も準備しとくと言われてます。



ほどほどにしないと、中毒になってしまいそう。



せっかく受けた仕事ですので。




要領も少しわかったので、



次は早めに済ませます。






大寒波が残したもの

先日の大寒波。




農場の気温はマイナス7.7℃だったそうです。



朝からすべての水道管が凍りつき、昼まで水は使えない。



昼から兆候があったのはいいが、



あっちからスタスタ、こっちからチョロチョロ、



でもって、向こうからシャー!!!なんて、



とんでもない状況に陥ったらしい。



すぐさま手伝いに駆けつけることもできず、



少しでも加勢になればと、配管の復旧作業に取り掛かりました。



塩ビの配管が多いので、



かなりの箇所で破裂、ひび割れが発生した様子。



要領が悪いので、1カ所終えるのに、20分くらいかかってしまった。



豚さんが、おい、まだかよ~!!



と言わんばかりに、はやく水出せ、と熱い視線を出す。




1日掛かっても到底作業が追い付かず、結局中途半端で作業を終えた。




現場は思ったことでしょう。



こんな中途半端なら、しなくてもいいのに、と。




部品の買い物だけで留めておいた方が良かったかもしれない。




現場ではもはや、雑用係が適任になってきました。




掃除でもやっときます。









ヒーター修理を受けて

ガス式のヒーターの修理。


分娩舎内の哺乳子豚の保温箱や離乳子豚の部屋の保温に使われている。



電気式のコルツヒーターもあるが、ガス式のパンヒーターの方が断然温かい。




パンヒーター修理2








最近、ガスヒーターによる火災がまれに発生し、1棟を全焼するなど、その被害は相当な額に及び、電気式のヒーターを使用するところが増えてきている。







しかし、うちの農場ではガス式のパンヒーターは使っていない。



では、なぜ、ガスヒーターの修理をしているのか。






先日、飼料販売のお得意先の社長とした会話で、






「おい、なおき~! こんパンヒーターを修理に出してくるっとよかどん、頼んくるっけ~?」





「いいですよ。」




気軽に返事してメーカーに問い合わせたところ、





「大概、自分で修理できるレベルのことが多いから、やってみた方がいいですよ。運賃も掛かるし、勿体ないですから。教えますからやられたらどうですか?」




ちなみに、修理は手間賃なので、ある程度の金額が掛かるのだとか。







そう言われたことを、そのまま伝えて、




「自分でやってみていいですか?」  と言ったら、




「じゃあ、直った分だけ修理代をお前に払うから。」





そんな事で、ヒーターの修理屋さんを始めました。







最初は、農場スタッフに作業の合間に修理して、とお願いしようかなと思っていた。




ところが、依頼された農場の社長やスタッフの話を聞いていると、




集中してやればできるかもしれないことは分かっていても、なかなか、そこに時間を作れない。




現場では、現場なりの1日の段取りがるので、合間に、なんていう作業でははかどらない、など言うので、





それは、規模は小さくても、自分の農場でも言い分は同じだろうと思った。










折角の機会だし、言いかえれば、新しい仕事のチャンス!!!





「お宅のこぶた用ヒーター、転がってても勿体ないから、修理いたします!」




新しい営業の切り口になるのではないかと、ひそかに企んでしまった。








早速、今日から取り掛かった。



工具は対して特殊なモノは使わないで良さそうだから、意外に楽勝か?   なんて、





甘い期待をしていたら、




やっぱり、そんなに甘い仕事は転がっておりません。






パンヒーター修理1









何回も水洗いされ、生石灰もびっちり付着し、




ネジが完全に固着。




強引に回すと、ネジの山をダメにしてしまう。





当然、やってしまいました。





説明はやさしかったが、それ以前の問題。





電動ドライバーで再チャレンジ。




やっぱりやってしまう。




インパクトを付けて、何とか1個ずつのネジが回った。





現場ではやりたがらないはずです。





要領をつかむまで結構時間がかかります。










オーバーホールして、直ると決まったわけでもない。




持って行って、ダメだったなんてなると2度手間だし、




お前に頼んでもしょうーがない、なんて言われてもしゃくなので、






お試しが出来るように、プロパンガスも手配。




ダメなやつは廃棄にしてもいいよ。と言われているが、








こうなったら、全部使えるようにしてやる。




で、ちゃんと修理代いただいて、稼ぎます。












どこの業界も似たようなことかもしれないが、2月は売り上げが伸び悩む。





修理は、仕入れも発生しないし、まさしく、仕事をした労務費を対価としていただける。





腕に技術を持った職業の人は素晴らしい。











豚肉を作る職人さんは、エサ代が掛かって大変です。






折角の機会です。




ヒーターのメカニズムを習得して、






1段階、養豚の階段を上がったことにしてしまうつもりです。






今日は、なぜか、自分より、嫁がたくさんドライバーとスパナを握っている。







こういう仕事は、嫁の方が上手い。









不器用な私は、いつもながら、監督と補助員に回っている。






6次産業化に向けた調理、商品開発も、








嫁さんがやり、私はいかにも偉そうなことばかりを言う。









農場でもそう。







下手に、現場の仕事のリズムに介入すると、それがあてになってしまい、






それなら、任そうとする。






出来もせんくせに、たまに行って、下手に手を出すと、余計なことをしてしまったことと同じ。






結果、偉そうなことばかりを言って、農場内のゴミ拾いをしたり、大概面を良くしている役回りとなっている。








補助員だな。







専属スタッフが、集中して仕事を出来る環境にする。




仕事の幅を持たせ、新しい材料を作る。











仕事のチャンスは、まだまだ、眠っているようです。











ギャラリー
  • コラボ黒豚
  • コラボ黒豚
  • 元気良すぎ
  • 元気良すぎ
  • 元気良すぎ
  • 元気良すぎ
  • 元気良すぎ
  • 学生が丹精込めました。
  • 生でもたべられるなんて
記事検索