のがみ農場便り

2012年04月

フルーティ。

お付き合いのある黒酢屋さんから最近いただくようになった。


ここのレストランは展望が良く観光客も多い。


そこの製造所で発生する、


黒酢と一緒に漬けこんだあとのフルーツ。


桷志田 フルーツ粕2



これはリンゴです。


今回はミカンも一緒。


とても甘酸っぱい匂いがします。


酸味があって、しかも甘いのは、豚も大好きです。


勿体ないくらい美味しそうに食べる。


贅沢なデザート、という感じでしょうか。


いつも大量にあるわけではないので、たまのおやつというところですね。


桷志田 フルーツ粕1



なかなか引き取りに行ってまでは、ということだったが、持ってきてもらえるのでありがたい。



今度から、黒酢のもろみを食べさせることになった。



以前、別の醸造元から頻繁にわけてもらい、鹿児島大学で肥育試験までしてもらったので、エサとしての効果は期待できる。


肉質にまで改善か、となるとそこまでは何とも言えないが、豚が好んで食べるし、黒酢だから。



血液サラサラ、ダイエットに効果的な、黒酢豚。



う~ん、イメージつきにくい。



しかし豚って、体脂肪率は15%程度なんですよ。意外でしょ。



スレンダーにさせてみようかしら。



まあ、健康で良質の豚が育ってもらえるように、いろいろ工夫していきます。




豚の「皮」が「革」になる

最近、豚革に興味を持っている。


何か作れないか。


素材はやわらかい。


鹿児島の豚皮は、処理されたらほとんどは海外へ行ってしまうそうだ。


勿体ない。


ただ、あの「グッチ」だけは、豚革を利用するんだそうな。




国内でも、靴、バッグ、小物入れ、作業用手袋などの製品に生まれ変わっている。


ただ、皮が革になるまでが大変みたい。


簡単に考えていいようなレベルの作業工程ではないらしい。


革になっても、製品になるまではこれまたかなりの時間と手間を要する。


それだけ、元々は原価ゼロでも、ここまでくるまでに、いろんなコストが掛かっている。


しかしながら、なんとなく、ハマりつつある。


自己満足で終わるわけにはいかないので、少しでも流通の可能性のあるものから着手していきたい。





革のサンプルも届いた。


豚革1



目をキラキラさせたのは、自分以上に、嫁だったようだ。



豚革2





豚のアイテムを増やすことで、


結果的に、自分たちの生産現場に原料が近づいていけば面白い。


畜産業にも、新しい市場が広がるかもしれない。


ただ、


調理と一緒で、


自分にはその美的センスに欠けるという盲点がある。


そんなのは、いっぱいセンスの良いプロがいるし、


その間に自分がするべきこと、流通を磨けばいい。





これは、


「のがみ農場」より、


「NOGAMI FARM」 かな。


目指せアジア!!


どなたか、いい知恵貸して~!







mimi2

早速作ってみた。


大方の人には、自分が台所に立つ姿を想像できないらしい。


勿論、否定はしません。


mimi3点




1.本みりん、専醤、焼酎(黄麹)を1:1:1で混ぜてテリヤキにしてみた。

2.粗挽き塩コショーをふって炒めた。

3.冷蔵庫にあったウナギのタレを絡めた。


出来上がりもなかなか。


ビール、焼酎には合いそうです。


しかし、どれもなんか足りない気がする。


ここからが、料理の出来る人との差なのでしょう。


何を足せばいいかが分からない。


テリヤキも最初はいいが、だんだん甘ったるくなってくる。


塩コショーもコショーはもう少し多くてもいいが、塩辛くなる。酸味がほしいような、ハーブのような香りがあったらいいのか、


ウナギのタレ、焼き肉のタレでも多分一緒だろうが、今のところ、却下。


つまりは、お摘み、お土産用、というイメージでしょうか。


あまり食べすぎると、胃もたれしそうなので、少量の包装か。


もう少し乾燥していたら、するめみたいになるかな。


コラーゲンたっぷり、「鹿児島のするめ」


歯は丈夫になりそうです。


現実に近づけば面白いのだが。


とりあえず頑張ってみます。













mimi

豚さんの耳。


豚耳1



今回は白豚さんです。


黒豚さんは、黒い毛がポチポチあるので、少し使いづらい。


たまたま、黒豚の引き合いが上がり、相場も好転しているが、


このまま豚肉だけでは、一層の価格競争に巻き込まれて、厳しくなるばかり。


だからと言って、沢山作って、生産原価が下げられるかって、そういうわけにもいかない。


農場経営のために、販売戦略が必然。


そこで、趣向を少しずらして考えてみることに。


どんなものが出来上がるか、ご期待。


ただ、これまでいろんな人が着手して上手くいかないものを、どう上手くこなしていくか。


お土産品がターゲットになるでしょう。


値入が厳しそうです。


チャレンジ。

鹿児島ではやっぱりイモが有効か。

種子島の飼料取引先は、自社で安納イモの生産に取り組んでいる。


通常の規格で通るものは、青果流通させて、


いわゆる規格外品は、飼料化へ回す。


かなりの量です。


種子島黒豚牧場 いも煮込み



これを、木廃材を燃やして、グツグツと煮る。


昼には火を止めて、冷ます。


夕方のエサに混ぜる。


飼養頭数の割に、エサの出荷量が少ない。


エサ屋さんとしては、何とも寂しい話だが、


十分に地域資源を取り入れた生産体制をとっている。


はやり、鹿児島の地域資源は、イモだ。


労力こそ掛かるが、


輸入飼料の購入量を抑え、飼料費の低減に役立っている。


この、オーソドックスな手法は、お手本としたいものだ。



安納イモを、グツグツ。


これがまた、いい匂い!









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