のがみ農場便り

2012年05月

実習生

大した農場ではないのだが、

県外から大学生が研修に来たいと希望してきた。

8月。しかも2人。

そんなやることないよ、と言ったのだが、

こき使ってください、との返事。

おお!なんと有望な、と思いきや、

聞けば、獣医さんになる人たちらしい。

ただ、よくよく聞けば、

単位を取りたいんだって。

なんだ、そういうこと。

それじゃ、それなりに。


「ホテルとかありますか?」

と聞かれてビックリ。

そんなにお金持ってるのかい?

それはあんまりだから、なんか考えてあげないとね。

すべて自費だって言うので。

そこまでするなら、

折角だから、自分のお金でわざわざ来るなんて言われると、

印象に残る実習にしてあげたい。

たーんと、こき使ってあげたいと思います。

覚悟していてね。

6月のエサ予想

来月は、

トウモロコシが約1トン当たり1500円ほど安くなります。久しぶりだね。

しかし、

大豆粕が1トン当たり1000円の値上げ。

どうなるんだ、大豆!


トウモロコシのエタノール需要が本格化し、輸入大国日本が中国に押され始め、

これからの動向が注目です。


いっそのこと、畑でトウモロコシと大豆作ろうかと思ってみましたが、

まだ、輸入トウモロコシの方が安いですね。


エサの配合の中でもトウモロコシは約7割を占めるので、生産原価に大きく反映されます。

一度ケチって給与量を制限してみましたが、


とっても、スレンダーな豚ちゃんが出来ます。

スレンダーな豚肉食べて痩せるなら、面白いけど。


折角たい肥はあるので、継続的に検討はしてみます。


しかし、もう少し安くならんもんかいね。




すったい、ダレモシタ。

指宿トライアスロン大会。


Bコースで、もちろん初挑戦。


っまあ、ハッキリ言って、なめてました。


Bコース、それぞれ単独でやろうとすれば、大した距離じゃない。


なんだかんだで、イケると思ってました。


一気に心境が変化したのが、1週間前の海練習。


海水浴なら、問題ない。


平泳ぎなら、問題ない。


ところが、


足が着かない、


25mで休めない、


まっすぐ泳げない、


波で水飲む、


海水がしょっぱい、


風邪が治らず鼻が通らない、


ロクに練習もできないまま、本番へ。


前日の競技説明会には、いかにもというトライアスリートが集う。


説明では、「明日は天候不良でどうなるか分からない。不安な人は勇気を出して出場を見合わせてください。」


はっきり言われた。



さあ、いざ本番。


昨日よりも強風?


どうなるの?



あまりの天候悪化のため、急遽スイムを中止して、ランに変更。


ディアスロン方式になった。


つまり、走って、自転車乗って、走る。


なーんだ、と思うでしょうが、実は僕もそう思ったのですが、


そんなに甘いもんじゃないです。


この強風と雨。


体にかかる負担は並大抵じゃありません。



自転車は知人を通じてクロスバイクを借りて出場。


申込書にはBコースはママチャリは参加不可、なんて書いてあるもんだから、


またまた、なめてましたところ、


マウンテンバイクが私のほかに2名いるだけ。


あとはみんなロードレーサータイプ。


乗っていて実感したが、


勿論、脚力が第一だが、


マシンの性能にはもの凄く助けられるようだ。


強風を走って分かりました。


指宿トライアスロン2



指宿トライアスロン3





しかしながら、年齢が70歳を超える猛者も3名ほど出場。60代の女性もいました。しかもAコースで。


みんな足が太く、足首が細い。


有酸素運動にはとてもいいようだ。内筋も鍛えるのでお腹もへっ込むらしい。


自転車欲しくなった。


自転車は高いですよ。聞いたら絶対10万円以上するものを買いなさい、と話をする人みんなに言われた。


まだ、当分は無理。


しかし、健康とダイエットに、なんて甘えた根性で勢いよく買うか?リボ払いで。



指宿トライアスロン7




結局、太ももとふくらはぎが限界で、ガクガクの状態でランを走らなければならないので、自転車は重要だ。


走れるってもんじゃないですよ。


頭の中が、競技の切り替えのパニック状態に加え、疲労が重なり、エライことになってる。


スイムがもしあったら、リタイヤしていたかもしれない。


菜の花マラソン、参加しました、完走しました、なんて喜んでたけど、


そんな段じゃないです。


そんなレベルの人たちは、当然、ここにはいません。


こうなったら、


もう、惰性です。


指宿トライアスロン6



ゴールしても興奮と疲労は醒めない。


ただ、やり切った感。


これだけは何物にも代えられない。


なんか分かったこと。


なんでここまでするの?


達成感?


M(マゾ)だから?


それもありますが、


これは自分にとって完全なメンタルトレーニングです。


究極な状態に自分が追いやられた時、


ブレナイこと。


笑っていられること。



経営者には、このトライアスロンをやる人は多い。


自分の体のことだけじゃなく、


仕事もプライベートもしっかり計画を組んで準備をする。


アフター、ケアを大事にする。


PDCA(プランニング、実行、チェック、改善)サイクルを励行している人たちだ。


自分はまだまだ、


無計画で思いつきと勢いで行動し、


やりっぱなしで、


やり切った感を自分で出して自己満足で終わっている。



折角の競技への縁。


競技を通じて、もっと仕事やプライベートを充実させていきたい。


メリハリ、緩急をつけること。



今日は毎月の税理士さんの監査日でした。


上手い社長さん達は、時間を上手に使ってますよねえ、と問うと、


「任せられる環境が出来てるんじゃないですかねえ。」


ふと、ごもっともな意見が返ってきた。


全くです。




かなり、今日はだるい。


昨日は8時半に就寝、というより、気付いたら、娘の布団を奪って寝ていたようだ。



明日はゴルフ。今年2回目。実は1回目が3年ぶり。その3年前も5回くらいしか行ってないのだが。


まだ初心者みたいなもんなので、スコアはボロボロです。明日が心配。


しかし、このゴルフも始めてみたはいいが、なんか、贅沢してるような、遊んでるような感覚がぬぐえない。


よか身分じゃライ、と思われてるんじゃないかと。


電話が来たらどうしよう、とか。


お金掛かるよなあ、とか。


小心者ですね。


中途半端な気持ちで臨むから、スコアも悪い。


しかしながら、プレイの合間にいろんな会話ができる。


性格も出る。


収穫は結構あるのだ。


のん方とは違う、有意義なモノがある。


メリハリは大事だ。


楽しもう。




昨日は最後に、指宿の温たまらん丼。


ロコモコ丼はうまかったです。


谷門さんの黒豚を使っているらしい。



ホントに旨いよ、是非どうぞ。


指宿トライアスロン4




来年できるか、再チャレンジ。


今度は目指せ!Aコース!




指宿トライアスロン1













農林水産祭り

毎年都市農業センターで開催されている鹿児島市農林水産祭り。


曇り空だったことが功を奏してか、暑くもなくちょうど良い気温。


来場者も多い。



鹿児島市農林水産祭り24年5月14




2人の子供を連れ、様子見だけだと寄ったつもりが、ちょうど着いて体験コーナーを巡回しようとした時がお昼時間になり、ほとんどの体験コーナーが午後の部を待ってからということになった。


子供たちも既にやる気になっていたために、じゃあ帰ろう、ともならず、農業青年クラブが作るうどんを食べ、ゆうかり学園が作った黒豚ギョーザを食べ、1時まで待つことに。



午前中は子牛の品評会が行われていたようだ。


鹿児島市農林水産祭り24年5月13




その間、鹿児島大学の先生や薩摩鶏保存会の方々、お世話になっている市職員の方々に挨拶ができるいい時間ができた。


子供たちが中でも興味を持ったのが「動物のお医者さん体験」。


鹿児島市農林水産祭り24年5月6



白衣を着て、聴診器をつけ、動物の心臓の鼓動を聴く。


じーっと、子ヤギの鼓動を確かめていた。


鹿児島市農林水産祭り24年5月7




他にも、


丸太切り体験。


大人も張り切って参加しているのが印象的。


鹿児島市農林水産祭り24年5月16






牛の乳搾り体験。


高千穂牧場でやっていても、やっぱりやりたいらしい。


鹿児島市農林水産祭り24年5月8



鹿児島市農林水産祭り24年5月9





体験を通して共通する子供たちへの印象は、


とにかく終わったら目をキラキラさせて喜んでいることだ。


とにかく嬉しそうで、親に体験した感触を嬉しそうに話す。





グリーンツーリズムでは、枝豆の種をポットに入れて持ち帰り。


お父さんのビールのお摘みを大事に育ててください。



鹿児島市農林水産祭り24年5月3





タマネギの収穫体験もありました。


マルチの穴から子供たちの力で取り出せるようなものは、比較的みんな小さく、大きいのは取っていないので、その場にいる担当の人が後で抜いたものをいただく。こっちは大分大きい。


しかしながら、「とったのは全部ちいさい、」と言う。


子供たちの勝手な解釈もまた面白い。


鹿児島市農林水産祭り24年5月1




収穫場まではカッコ良くしたトラクターで移動。



鹿児島市農林水産祭り24年5月2




例年、意外と言っては失礼だが、子供がスケッチをするのに一番集まる場所が、薩摩鶏。


とにかく子供たちが群がっている。


鹿児島市農林水産祭り24年5月10



愛好家たちは、たまに来る来訪者の質問に嬉しそうに答え、あとは暇そうにしているが、


ここは子供たちがスケッチをするのだ。



鹿児島市農林水産祭り24年5月15




鹿児島市農林水産祭り24年5月11





その次にスケッチの多い標的は、ヤギ。


鹿児島大学の先生や学生さんが丁寧に子供たちの相手、来訪者の質問に受け答えをしていた。


鹿児島市農林水産祭り24年5月12





今回も十分に楽しませてもらいました。



タマネギはたくさんもらったし、子供たちも大満足。





また、観光農業公園への取り組みへの勉強にもなりました。



活かしていこうと思います。





粘った3時間の末に・・・。

今日は暑かったね。


幸い、日蔭は風が通り、やや心地よい。


子豚さんも、ZZZ・・・・。


子豚zzz




そんなに暑がった様子もなく、気持ち良さそうだ。



夕方になって、予定日を過ぎた怪しい母豚の動き。



帰ろうと思ったが、



破水している。



な~んか、始まりそう?



今は1頭が大事。



帰って朝来たら、何頭かダメだった、みたいなことになると最悪。



とりあえず、待ってみることに。



ようやく、30分ぐらい経過してから1頭目。



5分後くらいに、間もな2頭目。



お乳の出も良さそう。これは結構いけるかな?






お産1





それから30分後に、3頭目。



間隔が空いた。



母豚は、まだまだ息んでいる。少しきつそう。



あれ・・・・・??



さらに時間が経つ。



おかしい・・・・。



引っかかってるか?



待つことさらに1時間・・・・。



胎内で死んでいてはマズイ。



手を(腕を)洗い、母豚の膣内へ手を伸ばす。



いきむ母豚の体内が、腕の侵入を強張って押しだそうとする。



ゆっくり、ゆっくり、手を伸ばしていくと、



子豚が引っかかってる?



いや、これは胎盤?



とにかく、手の届くところでは子豚はいないようだ。



また、待ってみる。



そして、やっと動きが。



・・・・・?



その胎盤、出てきたよ。



おいおい、もしかして、終わりかい?



まだ、3頭、だよ。



まだ産みます!って顔して、つらそうだけど、



なんか、表情、落ち着いてきた感じ?



前回も3頭の記録。しかしこれは初産だったからね。



そうしているうちに、胎盤がほぼ全部、出てきました。



もう、7時半。



4時から、あなたに付きっきり。



いやいや、ご苦労様。



だけど、



え~!もう少し入ってるかと期待したじゃない。



いやいや、頑張った。ご苦労様。



しかし、え~!?



うん、まあ、こういうこともあるでしょう。







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