のがみ農場便り

2012年06月

給水器

豚の給水器はこんなんです。

ピッカー1


口をあてて、

真ん中の心棒をずらすと、

その隙間から水が出てくるという仕組み。


ブタに蛇口をあてがって、


飲みたいときにひねりなさい、とはよう言い切れません。


良く出来てるでしょ。


ただ、

そろそろ暑くなってくるんで、

この心棒を

ずらしたまま、


ジャー!って


やりっぱなしで遊ぶ奴らが出てくる。


遊びこぼしや飲みこぼしは、汚泥層にいくので、

汚泥の量が増えることになる。

水なのに。


おわん型のもあります。

これはこれで、

ジュー!って吸い込むんです。


無駄はしないけど、毎回汚れるんですね。

ホントは腹いっぱい飲ましてやりたいけど、


おしっこいっぱいするから

もうすこし我慢してね。



試作を作り始めています。

黒豚の革で試作を作成。

嫁が。



私の手は不器用極まりないので、

まかせっきりです。


黒豚の皮膚は、意外にも真っ黒ではありません。

毛が黒いのです。


皮膚の色は、

肌色のような、灰色のような、ピンクが黒くなったような、

表現しにくいけど、そんな感じ。


牛の皮と違って、薄くて柔らかい。

背中の方が少し厚みがあります。


なめし業者さんに出したら、きれいな白になって返ってきました。

ロットが少ないので、どうしても相手の都合で色は決められてしまいますが、

まだ、何色が一番いいのかさえ分からないので、十分です。


今のところ、他にはペンケース、キーホルダーなど。


革製品に着目したところ、驚くくらい反応がいい。

結構、みんな革製品好きなのね。


近い将来、

九州新幹線のシートに使ってもらおうと思います。


革が縫えるミシンが欲しい。


相当、段取りが変わると思います。


上手くいったら、

こういう仕事を、家をなかなか出られない人への内職に振れるんじゃないかと思うんです。

ミシンも貸し出す。勿論、プライベートに使ってもOK。

子供が小さい、

時間が不規則、

介護が必要、

身体が不自由、

etc・・・。


自分が工場作らなくても、

得意技を持っている人たちはいっぱいいるだろうから、

その手を貸してもらえばいい。


好きなひと結構いると思う。



成功させたい事業の1つに急浮上しています。


革ポシェット1

忘れてた。

出荷が終わって、

移動が終わって、

分娩台へあげて、

離乳も、

体重測定も、

プレート記入も終わって、

帰る前に、

着替えてから、

記帳作業始めたら、

今日予定のプログラムが、

1行、残ってる。

サーコのワクチン接種と去勢を

忘れてた。

しまった。

着替えたし、事務所に帰らないといけない。

近ければいいのだがね。



しかし、


1産終えてからの母豚は

再発が来にくいです。


タダ飯はあげたくないけどしょうがない。


ご機嫌とったって、

雄を乗せてくれないしね。


ビタミンEを与えると発情がおこり易くなる。


太らせたら、

発情はおこりにくくなる。


痩せぎっちょの子沢山、


今回もお疲れ様でした。










明日の予定

最近、

農場と掛け持ちでやってるもんで、

とっても要領悪い。

谷山に戻ったら宿題が。

そんなときに限ってなのか、

夜の会合が重なる。

言っておきますが全部まじめな会ですよ。

なのに、

痩せないねえ。

メールもらっても反応が悪くご迷惑をおかけしております。


寝るときも、

車の移動中も、

農場の管理のことを先に考えてしまう。


なので、明日はイベントが多いから

プログを利用して明日のおさらいです。


・駆虫 (ダニ寄生の防止) 全頭。ネグホン散布。
・2頭離乳、1頭虚弱を里子へ。記帳確認。
・月曜離乳した子豚を離乳舎へ移動。分娩台の水洗。
・7月分娩予定の2頭を分娩台へ。ARBPME注射。
・子豚舎の1組を肥育舎へ移動。
・離乳舎・子豚舎の各1部屋を次の受け入れ準備。
・月曜日出荷肉豚の選抜。
・子豚・肉豚用飼料給与量の確認・再計算。

明日は、荒田小のおやじの会の懇親会があるので早く済ませないと間に合わないな。

明後日はカヌーの海練習。プール練習に行ってないのでここは抑えたい。

かごしま産業おこし郷中塾の実践講座の戦略シートが月曜日の〆切り。

火曜日はゴルフ。例によってまた練習してないのでまたスコア悪いと他の人の迷惑になる。少しでも練習を。

市営プールに行けるのは夜になるか、さすがに行けないか。


昨日大雨の中ひとり作業をしていた時に、うっかり長靴で滑って腰を強打。

しかも今から掃除をしようとするまさにその場所に。

子豚にはおもいっきり噛まれるし。



あれもこれもはやめておこう。

欲張ると何かが起こる。


なんか、手を抜きたくなってきた。

適当にやることにします。











子牛は下がらないのは牛乳のせいだった?

毎年、飼料米を作って分けてもらっている湧水町の亮君と食事です。

イケメンの彼は、田んぼを15町歩生産。

どんな数字だい。

広すぎてわかりません。

それに加えて、子牛の生産をやっている。


久しぶりに会って、話が出来た。

場所は9匹のこぶた。

9匹のこぶた6


是非ご利用ください。


康正産業グループと食品リサイクルループ事業でお付き合いさせてもらっているが、

なんと、

そのリサイクル率、43%!!!

業界ではあり得ない数字なんだそうです。

社長から直接聞いたから間違いありません。

私も聞いて嬉しかった。

外には写真も飾られてあります。

9匹のこぶた7



それはそうと、

亮君から聞いた話。

子牛の値段は何故下がらないのか。

これだけ、肥育は厳しいのに。

それは、

原乳が高いから、だという。


これまで、酪農は値段が合わないという声が多かった。

牛乳を捨てるって、テレビで見たことあるかもしれませんが。

しかし、最近になって放射能の話題が浮上してくると、

イメージは、やはり悪くなり、

遠いところの需要が高まってくる。


そこで、酪農家は、

今までF1と呼ばれる交雑種をつくり肉用牛を生産していたものを、

ホルスタインに変える。

ミルクを増産するためだ。


そうすると、F1を育てていた肥育農家は、

安い和牛を買い求めるようになり、

市場で、安い和牛の子牛が必然的に少なくなる。


結果的に市場相場は安定する。


どこかが良くなると、

どこかにしわ寄せがきているようだ。


確かに、

和牛を求める日本人の胃袋は

高齢化とともに、

どんどん小さくなってくる。


たまたまきっかけにすぎないが、

避けられない流れなのだろうか。


畜産農家が、

みんな所得が向上するような仕組みを

仕掛けていきたいものだ。


飼料米も自社農場では使いにくい。

消化が悪いためだ。


もう一工夫だ。


まだまだ、やる手は残っている。


良い情報交換が出来ました。


また、飲みましょう。










ギャラリー
  • コラボ黒豚
  • コラボ黒豚
  • 元気良すぎ
  • 元気良すぎ
  • 元気良すぎ
  • 元気良すぎ
  • 元気良すぎ
  • 学生が丹精込めました。
  • 生でもたべられるなんて
記事検索