のがみ農場便り

2012年08月

これなら食欲アップ!

毎週、面白いモノが届く。

福山町の黒酢、桷志田さんからの届けモノだ。

フルーツを黒酢で漬けこんだ後の原料。

リンゴ、みかん、ブルーベリー、柿、梅。

今週はブルーベリーと梅が届きました。


見るからに酸っぱそう、というより、甘酸っぱい感じ。

多分我々が食べても問題ないだろうけど、少し濃いかもね。

これを、ブタさんにおやつ。

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とにかく、好きみたいです。

大抵の豚はガンガン食べる。

ただ、こういうのは人間と一緒で、好まない奴もいるようで、匂いだけで寄ってくる豚と、口に近づけてもフンッ、って他所を向くブタといます。

食欲が湧かないときにはちょうど良さそう。

梅は食べるんだけど、分娩台の母豚はちゃっかり種を残します。

妊娠豚舎の母豚は種も食べる。

いつでも飽食できると思う環境にいると、梅の食べ方も贅沢になるようです。

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ただ、みかんだけは、皮をみんな残してくれます。

掃除が毎回大変になるので、こればっかりはたい肥に。


黒酢&フルーツおかげでブタさんも夏バテ解消?

冬はどうなるんだろうか。


まあ、いいや。

この夏を乗り切ろう!




母豚の管理の難しさ。

毎日暑い日が続きます。

農場の豚さんも、さすがにグロッキー状態。

1番心配なところは分娩舎である。

産後の肥立ちが悪い母豚がいる。

食欲が落ち、発熱している。

子豚は親からの母乳だけが頼りなので、母豚の体調不良は生まれてきた子豚たちの発育に大きく影響する。

とにかくスタートダッシュが何より大事だ。でなければ成長速度はダラダラになってしまう。

しばらく朝から毎日農場作業しているが、たまに来るとわからないことも流れがつかめるとおおよそ分かってくる。

体調不良は急に起こるものでもない。やはり兆候がある。

それを如何に管理者側が早期発見してやれるかどうかである。


ただ、脚を悪くする母豚が何故数頭も出てくるのかは全く分からなかった。その瞬間を見るまでは。

分娩台がなるべくきれいな状態であるように、掃除の後、水で下を流す。

打ち水をした時の状態で、扇風機の風により心地よい空間を作る。しかも、ウジの発生が少なくなるのでハエも少なくなる。

ただ、良かれと思って親にも水をかけたり汚れているスノコ部分を強い圧で流したりするのだが、これがあの重い母体の足滑りの原因となっていた。

先日、黒糖粉末を購入して使い方が分からなかったので、利用しているNファームの生産農場の場長に使い方を聞いた。

その時、暑がっている母豚に対しての対処を聞いたのだが、「水はかけてもいいけど分娩をして子豚が居るところはあんまりかけちゃダメだよ、」って言っていた。

「親豚は気持ちいいけど、子豚は飛んだ身体にかかった飛んだ水が扇風機で冷えて下痢をしだすよ、」

「親豚と子豚が望む環境は違うからね。」

確かに、そうだった。

確かに、そう言えばホースの圧を強くした時のコンクリートにかける水の音を聞いた母豚たちが過剰な反応をしていた。

嫌がっている反応だ。


サラリーマン時代に似たようなことをしていて上司に怒られたことを思い出した。

「お前、自分は暑かったり寒かったりしても自分で対処するけど、ブタはこの場から動けないんだぞ、

立ってる位置の気温とブタの位置の気温も体感が全然違うんだぞ、

お前は自分の主観でブタを管理しているだけだ。」


成績の良い母豚でも、脚を悪くしてしまっては次に使えるかわからない。

しかも人工授精もまだ取り入れていないので雄を乗せると足への負担は相当重くのしかかり、つぶれてしまう。

折角育ててきた母豚も使えなければ廃用になってしまう。

また1から作り直しでは農場の平均産歴は上がらず、産子数も安定しない。

人間はやる仕事は一緒だから、1腹の数は多い方が当然望ましい。


ついていたからこそ分かったことも思いだしたこともいっぱいあったが、まだまだ技術力と管理力が足りないと痛感した。

分かっていないと指示もできない。


真夏を過ぎたら、次は昼と夜の温度変化を上手に対処してあげなければならない。

難しいですね。





贅沢な1G

かごしま美味維新夏の宴が開催中だ。

25日まで、天文館・中央駅周辺の飲食店でイベントが賑わっている。

自分も西さんにお願いしてチケットを購入させてもらった(まだお金払ってなかった)。

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これは1G(ゴワス)とカウントされ、3G分のチケットがついている。前売り3000円。

パンフレットに紹介されている飲食店で、1G分(1000円)のだれやめセットを頼むことが出来る。

これがまた、どのお店も1000円にしてはお得なセットを奮発しているようだ。

お得ですよ、是非ご利用ください。


昨日は1日農場で、朝は10号線の事故1時間半の渋滞に巻き込まれスタートが遅くなり、従業員の見舞いを終えてから10号線を帰ってくると8時半だった。

ちょうど、車を止めてエンジンを切ろうとするその時に神薗さんからのTEL。

「今、弥助寿司にいるよお~、ひとりじゃさみしいでしょう?おいでよ~。」

タイミングのいいこと。

さて、購入したチケットをどう使おうかと考えていた矢先だった。

昨日は、美味維新のメンバーが浴衣を着て西郷さんのお面をかぶり、SIG48(サイゴー48)としてお店巡りをしていた。

弥助寿司が最後の店舗で、自分のことを西さんと神薗さんが思いだしてくれたらしい。


早速、お店へ。

おいしいビールをいただきながら、だれやめセットを待つ。

しかしながら、このビール、毎回、持ってくる頃に泡がふわっとこぼれるような注がれ方なので感動しました。

そして、きたきた、1Gのセット。

これで、1G?

贅沢なセットだ。

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勿論、美味しさに大満足。

よか気分になりました。


さらに、大サービスが。

お店の店主とおかみさんによる大パフォーマンス。

お二人で写真を、と言ったとたんに裏方へ引っ込み、待つこと1分。

最後に大きな笑いまで頂戴しました。

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寝ブイかぶってた身体の疲れが飛びましたよ。

ご馳走様でした。


他にも美味しいお店、楽しいお店が勢ぞろいしているようですよ。

良い機会ですので、是非どうぞ。










役に立つ娘

嫁の実家である山口へ。

小郡にあるリハビリセンター。

今までなら向こうから迎えに来てくれていたのだが、状況が変わってしまった。

義父が糖尿病を患いつつ脳梗塞になってしまった。

自分の父親も脊髄損傷を患いつつ数年前に脳出血してしまい、現在はベッド生活だ。

大変だよ、二人とも。

最初からまともじゃないんだから。

自分しかわからない辛さってものが、きっとあるのだろうけれど、そんなことは同情しかできない。

しかし、協力は、できる。

義父はうちの三女が大のお気に入りだ。

案の定、連れて行ったら、表情が一気に変わったらしい。

笑顔なんて、ほとんど無いとか。

ちょうど着いた時間がお昼ご飯どき。

この娘は、非常にこの雰囲気に押されて臆することをしない。

堂々と義父に近づき、当然のように食事の世話をする。

左手だけではお皿に残ったおかずを最後までスプーンにすくうのは難しい。

これを、上手に、箸でよそってあげる。

絶妙のタイミングだ。

みんなカリカリした雰囲気に近づけないのだから、尚更だ。


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相性もあるのだろうけど、ここら辺は才能だな。

自分も含めて上の娘2人は、任せっぱなしである。

夕方からのリハビリも一緒。

この間は、みんな大人も子供も、それぞれ抱えている宿題を待ちながらこなす。

しかし勉強は病院でははかどらないですよ。

自分は後を任せて、先に鹿児島へ帰った。

この娘たちが居なくなったら、また不機嫌になるのだろうか。

もともと、会話でコミュニケーションを取るタイプではなく、器用さが何処でも重宝されて、いろんなところで黙々と作業をこなし、みんなが喜ぶことをまさに喜ぶタイプの父だった。

それだけに、歯がゆい思いは相当あるのだろう。

昨夜実家でみんなに聞いたら、うちの父親も相当荒れていたらしい。

自分はそんな印象が無かった。

避けていた、ということだろうか。

サポートしたいのは、みんな同じ気持ち。

現実には難しいねえ。


頑張れは、合っている言葉とはあまり思えないのだが、

とにかく、頑張って、乗り越えてほしい。


娘も出張させんといかんかもですね。




お盆までに出来なかった。

中元あいさつ回りがほとんどできなかった。

農場からまっすぐ行くというわけにはいかないので、やっぱりシャワー浴びてきれいにしてから出発。

見事にこなせませんでした。

いつかはロース肉1本ずつ持っていけるくらい、

それくらい儲っておきますのでその時を楽しみにしていてください。

明日は生まれてるかな。

予定が2頭。

頑張ろう。




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