のがみ農場便り

2012年09月

ミシンが到着!

ミシンが到着した。

これで、手縫いでは敵わなかった豚革も、スイスイラクラクに。

とは言っても、ここは嫁の担当ですがね。

早速ではあるが、本の付箋の試作を頼まれた。

お眼鏡に適う製品にしたい。


今度はなめし加工業者に茶色系統の着色を依頼している。

前回はベージュだったので、商品試作のバリエーションも増えそうだ。


豚皮の場合、飼育時の豚同士による喧嘩や出荷時の人間による外部刺激により(棒でたたくなど)、傷ついた皮もあるんだとか聞く。

そういう事で言えば、闘牛の牛皮も商品価値の落ちるものが出てくるのだろうか。


少しずつでも試作品を作っていきたい。

作ってみせれば、「あーすればいいんじゃない?、こーすればいいんじゃない?」という反応が返ってくる。

ボチボチ、頑張りましょう。

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共感ということ。

経営セミナーに行ってきた。

1対1。

田上先生とはもう今年で何回目か。

無料セミナーで、何回でもいいっていうことなので、甘んじてほぼ毎月受講している。

今日は経営のビジョンの考え方についてのスタートだったが、

質問する間もなくどんどん講義が続く。

田上先生の発想は柔らかい。

堅い殻が毎回少しずつ取れた気がして非常に有意義な時間だ。

今日の一番のテーマは「共感」。

売り上げは共感の結果である。

豚肉をどういう状態で食べた時に一番美味しいと言ってくれるのか、生産者が分かっていないといけない。

豚肉を食べて笑顔になる姿を描いて生産する。

食べてくれる人たちの喜びが、生産者の喜びとなる。

自分たちの思いが、豚肉を食べてもらうところへ繋がっていかなくてはいけない。

伝わることが一番大事だ。



豚がリラックスできるように音楽を流すのであれば、流して豚たちが落ちついている姿を伝える。

豚にとって耳につける耳評をかわいそうと思われてしまうのならば、番号の関係無い豚たちにはリボンをつけてかわいらしくする。

養豚場がどうせ臭いなら、香水を撒いていい香りにしてしまう。

などこんなこともやってみて、魅力のある農場へ。

そんな小さいことでも、取り組んでみて、伝えていく。


これは、一つのきっかけにすぎない。

あまり費用がかからないやり方で、自分たちが取り組みを伝えていく。

それらが、消費者へ食べてみたいという意識へ導いていく。


確かに、最近では、ブタの生産成績が上がることをもっぱら主の目的として進んでいる。

これは結果的に農場の環境を良くしていくことで、また豚たちが健康的に育っていくことで良質の豚肉が生産されることにつながる。

これは今でも第一だ。農業者が出荷するものがありません、なんて事になるのは本末転倒なこと。

ただ、その先に美味しいと言って食べてくれる人たちがいることをしっかり考えて生産に取り組まなければならない。

ともに喜ぶ。

そこが、まさに共感ということにつながるのだ。


会社経営にしても然り。

儲かったら、従業員にもその利益を反映させる。

それも共感。

会社としての夢を共感できる。

自分ができなくてもできる人をビタッとはめていく。

得意分野を持ち寄り、会社で持ち味をひっぱり共有する。


今回も短時間でいっぱい勉強させてもらいました。

次回もよろしくお願いします。

復習のつもりで書いたので、なんか、文章がおかしいですね。









たい肥作り。

観光農業公園の愛称が決まった。

「グリーンファーム」

いい名前です。

今日は、環境学習グループの集まり。

体験プログラムを検討する上で実際に自分たちでも取り組んでみることに。

豚のたい肥は飽きるほどあるんだが、ここでは作られたたい肥を利用して食品残さまでリサイクルできるという学習できる場を作るというもの。

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揃えてもらっているのは、米ぬか、モミガラ、落ち葉、土。

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これを4:6:1:1で混ぜる。

手で握って少し固まるが指で壊れるくらいの固さが50%。これがちょうどいいらしい。


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作ったたい肥は段ボール箱に入れて、来週どのような状態になるかをまた検証する。


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鹿児島有機生産組合の吉原さんが丁寧に指導をしてくれた。

ちなみに、近くでこのたい肥を使ったうねと使わないところの試験結果を見せてもらった。

明らかに違う。

市販肥料を沢山使っても効果があるとういうものでもないらしい。

もともとこの場所は造成した全くの更地に木くずを集めて形にした状態だったので、

根を張らせるということが大変だったらしいが、その畑にも根を張らせる技術があることに驚いた。

単純に土とたい肥があればいいもんじゃないですね。

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使う方にも使いやすいたい肥を作ってあげないと使う気にならないんだと痛感。


後半はBDF燃料のプログラムについての話し合い。

その中でも、エッセンシャルオイルにはたまがった。

基本的には廃油を利用するということになると思うが、天然の素材を使えばアロマオイルにも。

天然素材の可能性に嬉しくなりました。


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この人もか。

飼料代の集金に知覧へ。

ここは親の代から養豚業をしている。

もう、ボチボチ母豚数を減らしていくつもりだとか。

幸い、他でも収入があるらしいので、プラス年金で。

今年の相場は何とか持ちこたえているようにみえたが、今の時期でここまで落ちるの?という水準だ。

トウモロコシは大干ばつの影響で、大幅な値上げが予想されている。

借金はないから、というが、確かに、それは一番大きいかもしれない。

牛肉も輸入規制が緩和されるようだ。

国産を望む声が上がる一方で、毎日高い国産を買い続けることは、現実的になかなか難しい。

エンゲル係数が高い家族ではなおさらのこと。

勝つためのものではなくて、負けないものを作る。

難しいがやらなくては。

飼料販売業として、お得意先の数が減少していくことはとても寂しい。

畜産業が残っていけるための策。

原価を抑えるか、売り上げを伸ばすのか。

やらねば、残ってはいけない。



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