のがみ農場便り

2012年12月

インド料理にはまりそう。

忘年会をしました。

メンバーは「山羊さん」つながりで。

場所は、鹿児島中央駅西口近くにある「アジョアン」。

実際に、インド人のスタッフが3人ほどいて、本家本元の調理を提供してくれます。

たまたま、オーナーさんと最近お知り合いになっていたので、相談したところ、快く対応していただきました。

たまにはいいですね。というか、頻度を上げたいくらい、旨いです。

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今度、農場の黒豚ウインナーを使って、このナンを焼く釜(名前を忘れた)で調理を提供してみたいとの話もいただきました。

ありがとうございます。

今回は、豚の話はそこそこで、なんといってもインドですから、山羊を食する習慣があるので、そっちで大盛り上がり。

最近になって、シカなどを使ったジビエ料理が話題になり始めています。

ヤギも、鹿児島市内ではなかなか肉料理も少なく、島の料理方法に限られてくるので、是非、本場の調理法で試してもらいたいと勝手に盛り上げていました。

さらに話題はガチョウへ。

なんでもガチョウは草を食べる。雑草刈りにも有効だとか。

野生動物の対策さえできれば、山羊よりも有効に使えそうである。


話題が(畜種が)多岐にわたり、かなりマニアチックになっていきましたが、日本で有効な、家畜、家禽の在り方が確立していけばいいなと思っています。



次はベスト。

今度はベストができました。

おかげ様で、ブーツの発注をいただき、図に乗り始めようとしております。

少しずつ、レパートリーが増えていきますのでご期待ください。

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カレンダーが届きました。

サイボクハムから来年のカレンダーが届いた。

ここ数年、このカレンダーが評判を得ている。


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鹿児島へ帰ってくる前は、散々、豚について、豚肉について叩き込まれたところだが、おかげ様で、今日の仕事に役立っている。

このサイボクの創業者、笹崎龍雄さんが先日亡くなった。96歳。

「養豚大成」という養豚の教科書を作った人である。

残念です。


カレンダーを見た人はとにかく欲しくなるようです。

愛情がたっぷりのカレンダー。

来年も活用させていただきます。


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球磨の黒豚

人吉、あさぎり町。

ここで、最近、黒豚の直売店がオープンしている。

「球磨の黒豚」。

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父親同士からの交友があったこともあり、

今でも、ここの農場には米ぬかの納品など、飼料の取引を継続させていただいている。

たい肥の発酵促進にも使うようだ。

お肉のスライスや他の加工は自宅横に加工場を設け、販売は直売店でやっている。


なんといっても、ここの黒豚の特徴は「パン」。

工場から出てくる商品として出せないパンを引き取って、自分の農場で飼料と一緒に撹拌する。

これが、なんともいい匂いの発酵飼料となり、ブタの喜ぶエサとなるのだ。

このパン飼料を、毎日、食べさせる。

肉質もかなり評価が高い。


直売店では、娘さんが対応してくれる。

テイクアウトができるので、メンチカツバーガーを食べたかったのだが、そのまま人吉市内で忘年会だったので、餃子、ウインナー、スライス肉を購入。しっかり保冷箱もっていきました。


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これから、どんどん伸びていくことでしょう。

応援してます。




偉大な婆ちゃん。

叔父から、ばあさんの誕生祝いをやるから集まってくれとのこと。

今度からその婆さんの希望で、正月の集まりをなくすということでのことだった。

95歳。

まあ、元気です。

もう、楽になりたいとか言ってますが。

お祝いをしながら、お開きが近づいてきたとき、どうもその叔父がソワソワしている。

もう帰ろうとするみんなに、「実は手品がある」と。

なんだ、手品か、と本気で思ったが、実は半年かけて今日の日を迎えた叔父の満身の顔があった。


婆さんが、生きているうちに、形を残したい。

宮内家(母方)のルーツをみんなに知っていてもらいたい、と。

なんと、ばあさんの本を作っていた。

自費出版、ってやつですな。

ヨーロッパ旅行くらいはかかるんだそうですよ。


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そこには、半年かけて、ばあちゃんの半生、特に満州時代についての記録が綴られていた。


うちのばあちゃんは栃木県の大田原出身。

東京の看護婦女学校、東京助産女学校を経て、東京麹町の病院に勤務していたが、2・2・6事件を機に、

満州へ。期待に夢膨らむ人生を歩こうとしていた時に太平洋戦争で一気に日本人の立場は逆転。

日本へ帰るまでの波乱万丈奮闘記を執筆していた。

私の母親が5歳で1歳7カ月の次女と3人、大変な思いをさせられたこと、

やっと日本へ帰れるとなったのに、駅内でリュックの中にいた次女を亡くしたこと。そのまま出発前だからと、

悲しんでいる間もなく埋葬されたこと。

返還の船上で、お産が始まり、婆ちゃんが大役を引き受けて見事に多くの人々へ感動と喜びを与えたこと。

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帰って来てから、夫を亡くしたことが分かったこと。

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その他いろいろ。


すごいばあちゃんです。

そんなことは、自分から大きく言うことはない。

だから、余計に、みんな知らなかった。

うちの母親にもやや、それに似た節がある。

苦労することまで真似せんでもいいんだが。

金貯める方を真似すればよかったのに。


叔父さん、ありがとう。

おかげて、みんなが、満州を、ばあちゃんの人生を、宮内家のルーツを知ることができました。


まだまだ、元気でいてください。



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