のがみ農場便り

2015年02月

またまた凄い人たちと出会えた

愛称はルン爺。

そしてとても素敵な女性、しのぶさん。

ルンズ・ファームホールディングスのセミナーに参加させてもらいました。

お二人ともとても情熱的な方々で、技術というより、その熱い思いに感化されました。

ルン爺は、そもそもフィットネスクラブを53店舗も展開していた超やり手の経営者。

52歳で農業に切り替え、ブドウ園を経営。

なんと、そのブドウで出来たワインは末端で15万円。

土壌をいかにとらえるか。

畜産も考え方は一緒。その応用であった。

そのお二人がわざわざ、農場に足を運んでくれた。

これからのヒントを沢山いただきました。

敢えて面倒なことを選ぶことの大事さ。これが価値を上げていくのだ。

食品残さに入っている添加物(我々が普段口にしているもの)まで今後考えていこう。

自分としては、人と同じものを食べていることが安心安全につながると自分で納得していたが、

それはそれ。

道のりは長くなるが、夢ではない。高い目標に向かっていこう。

じゃあ、パンも使えなくなるかな。

生き残るための選択肢、あえて難しい領域へ。

まだまだ面白くなっていくぞと思うと同時に、まだまだ険しい道が始まったという頭の重さ。

レールを引いてもらえることの素晴らしさ、有難さ。

みなさんのご恩に報いるために。

今日は大変ありがとうございました。

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まだまだ足りないことを痛感。

久しぶりに?(販売先様、出荷頭数が減り大変ご迷惑をおかけしております)スーパーにて弊社の黒豚が並んでおりましたので、早速購入。

その横に、目標とするグループ農場の黒豚が並んでいる。

ちょうど、どちらもバラ切り落とし。

よし、食べ比べ。

まだまだ、とは思っていても、いつかは追いつき、追い越したいと願うレベルの黒豚。

ひょっとしたら少しは近づいたかな、と思いつつ、ただ焼いただけのスライスを頬張る。

・・・・・・・・。

撃沈しました。


うちのは、脂が少しきつい。

それに比べると、何とも上品な味。

何なんだろう。

遺伝子。

えさ。

飼養管理。


最近、島豚の脂質は最高にいい、とお取引いただいている課長が言っていた。

餌の内容、飼養管理はだいたい知っている。

今まで、脂質は餌で大分変ってくると疑っていなかっただけに、正直驚いた。


やはり歩留まりや発育だけにとどまらず、脂質にも相当遺伝的要素の影響があるとすれば、

鹿児島県から購入している種豚そのものも、まだまだ、見直していかなければならない。

ニューサツマでは追いつけないのか。

次回の導入は違う系統をリクエストしてみることにする。

育種にはまだ全然足を踏み入れていないと言ってもいいくらいだ。

育種からする種豚場に働いていながら、認識が甘いと反省。

さつま21、第4系統、まだ取り組める要素はある。


そして、一番のツボだと思っているのが、エサ。

こんなに脂っこくなるのは、リキッドのせいなのだろうか。

そんな気がしてならない。

脂が舌でちぎれるくらいに柔らかいのは、決して良い評価とはいえない。

甘藷である程度改善できてきていると思っていたが、全く程遠い。

もしかして、最近始めた乳酸菌が何かに作用しているのか。


協力農場を増やしていくとなると、どの道、リキッドを共通して使ってもらうのは壁を高くしてしまうかもしれない。

仕上げではリキッドを抜いた方が、他の農場と飼養体系を合わせやすい。


しかし、同じ豚舎内でリキッドをやる部屋とやらない部屋ができたら、あいつら、ぶーぶーと、ぶーたれるだろうし、

落ちつくまで、たぶん、うるさい。

そのやらない分を、どこでやるか。

親か、後期か。

さらに面倒になるのはどのみち変わらない。


しかし、ここまで、差を感じてしまったら、チャレンジするしかないでしょう。

種豚のこともあるので、すぐには変わっていかないが、変えてはいかないと。


あ~、

よくも、まあ、

1人で見事に惨敗感を味わされました。

しかも、相手は期限前で10%割引になっていたのにも関わらず。

それでも、打ち負かされました。


おかげで、

昨日の焼酎が、かなり、進みました。






臭い理屈

冬の養豚場。

蒸散もしないのに臭いのはなぜ。

乳酸菌で大きく改善しかけたのにも関わらず、

ここ1ヶ月、なぜまた臭いが気になり始めたのか分からなかった。

寒いと活性が止まってしまう。

ヒーターで調整できるが費用がかかる。

もう少し、豚そのものから発生したあとに手を施してあげよう。

汚泥処理が楽になり、臭いもまた当初のように改善できるはずだ。

試行錯誤と学びの繰り返しですね。

微生物の世界は難しいと決めてしまいがちだが、

確かに奥は深いが、

1歩ずつ、理解していくと、操れるようになる、と錯覚する。

まだまだ、勉強させてください。

今日もありがとうございました。

おっと逆転。

参りましたね。

豚肉相場。

ここ1週間で黒豚の相場を追い越しちゃいましたね。

国内にはまだまだ16万トンもの備蓄があると聞きました。

なのに。

北米港湾労使交渉。

こんなにも国内相場に影響が出るものなんですね。

つまり、向こう側では、働く人たちと雇う人たちとの交渉がまとまらないものだから、

物流が(輸出が)ストップしてしまってるわけですよ。

白豚ちゃんの養豚場の社長さんがたはさぞかし笑いの止まらないことでしょうか…。

TPPが目前に迫っている状況で、

相手方の国もいろんな事情がお有りですね。

一般豚飼育の養豚場経営者様、

ここ一番、じゃんじゃんバリバリ利益を出して、

たっくさん、納税してください。

黒豚さんチームは、

コツコツ、働きます。

何としても、残らんといかんので。

いやいや、それなりに利益を出している黒豚経営者は、いっぱいいるわけで。

私がついて行けてないだけで。

しっかし、うらやましいですな~。



確約を得られることの大きさ

黒豚の販売先より覚書に印鑑をついた書類をいただきました。

口約束ではなくなりました。

大きな安心と、やらなければならないという大きな使命感が同時に宿りました。

ここまでの導線を作っていただいた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

さあ!明日!これ持って銀行行こ・・。




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