のがみ農場便り

2015年02月

向き不向きがあるとすれば、向いていると思う。

特別支援学校生対象 職場実習のための事業所面接会に参加してきました。

22の事業所が参加しているようでしたが、農業関連は弊社のみ。

最初、あまり学生からすれば対象になりにくい職種なのかという印象を受けましたが、

既にブースの前には8人も。

ということは、第1希望?

共通は、みんな動物が好き。

真面目で、一生懸命仕事に取り組んでくれそうな学生です。

コミュニケーションさえ上手くいけば、きっと問題ないのでしょう。

我々が思う以上に、本人たちにとってはそのことが大きな障害となっているのでしょうね。

ただ、畜産の仕事はペット感覚とは違うものがあります。

学生たちには、ただ、一度遊びにおいでと伝えました。

これから向き合って行ける仕事かどうかは、第一印象でもわかる事もあろうかと思います。

それでもと思ったら、その時に実習の話になればいいなと。

最大のネックがあって…。

農場が遠く、公共交通機関で通うことが困難なこと。

そこだけはどうしようもない。

体験してみたい学生がでてきたら、なんとか当方でも協力できる方法が見つかればいいなと。

特に畜産でなくてもいいんです。

こんな仕事もあるんだと情報が一つ彼らの中に加われば。

好きなことを一生懸命できる仕事に就ければいいですね。

頑張ってください。

1人くらいホントに来れば、とほんの少し期待してます。


いつもありがとうございます。

鹿児島大学農学部との共同研究。

卒論発表会には参加できなかったが、別途で時間をわざわざ設けてもらった。

「粉砕玄米を給与した森林豚(ふぉれすとん)の産肉性」

「林内放牧の行動ならびに産肉特性の解明」

2人の学生が飼料米を使って研究をしてくれました。

飼料米は食べるようになってくれさえすれば、配合飼料には劣らず発育することも分かった。

70%飼料米も十分可能。

また、お米を食べさせることでオレイン酸が上がり、軟脂などが発生すると言われるリノール酸が減少するという結果も得られた。他の文献でも出ているようだが、自分たちでそれが立証できたことは大きい意味がある。


国産できる穀物を十分に使いこなせる事が重要だ。

現在は国内の食は米を食べずパンが多い。

工場の製造量は増える一方のようだ。

リキッド飼料を製造している外食産業もパンの製造を始めたらしい。

おかげ様で農場でも現在はリキッド飼料と配合飼料と甘藷をベースに、一部パンや麺くずを飼料として与えている。

面倒は掛かるが、コストダウンにつながることは有難い。

しかし一方で、輸入小麦が今後どう変化していくか分からない中、パンや麺に依存する生産が確立できるのは今だけかもしれない。10年後はどうなっているのか。

現在の日本の食生活そのものが、諸外国との事情によって変化せざるを得ないだろう。

当然、副産物も変わる。

余っていたものが余らなくなる。

最も魚を食べる日本、鹿児島になってるかもしれない。副産物も魚中心に?


なんと言っても日本の穀物は「お米」、鹿児島の産物は「甘藷」。そして「発酵」という文化がある。

飼料として、タンパク源を地元からどう補ってやれるかも課題である。

このタンパク不足を来年の学生は大学内で発生する食品残さを発酵して飼料化し、補うことで発育や肉質に与える影響をつきつめていく研究をする予定だと聞いた。

発育だけではなく、肉質はそれ以上に厳しく追及していかなければならない。売るからには質の向上と安定は不可欠要素であることは、百貨店で店頭販売させてもらったことで十分に学べたはずた。


まだ、自分の農場では飼料米を十分に活用できる体制づくりが出来ていないが、今のうちに学生たちの研究成果をお借りして、根拠作りが出来ていけばいい。

来年度の研究に面白いテーマも浮上しそうだ。

遊休地では山羊とガチョウを使って除草効果を狙っているが、ここに豚が登場?

来年の学生の話を聞いてると、なんか面白そうである。


いつもありがとうございます。

先生方にもお世話になりホントにすみません。


豚の革が人間の子供の皮膚に一番相性が良い、なんて研究してくれるところはないものか。

豚の胎盤も今じゃ化粧水で当たり前になったくらいだ。

豚の皮膚や臓器は既に役に立ち始め、人間の生理学的にも応用できそうな研究も進められてますね。

豚の捨てるところは鳴き声だけ、なんて言われたくらいだから、

豚がもっと国内で、地域で役に立つ存在になってもらいたい。

豚が食と環境、観光、健康に関わり、ヒトにとって大切なパートナーへ。


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分かっていても

農場へ向かう途中、溝辺の今朝の外気温はマイナス4℃とラジオから聞こえてきた。

水道が出ないのは昨日も同じ。

ただ、マイナス4℃は嫌な予感。

いつも通り作業を始める。

特に問題はない。

いや、問題に気付けないのだ。

昨日と違い、明け方の冷え込みから気温が上がっているのがわかる。

汗のかき方、吐く息の白さ、軍手や長靴の中の手足の痛さ、霜の融けかた。

作業をしながら、常に気温の変化には敏感になる。

そんなことは分かっても、

読めないことがある。



水道配管。

凍っている時は、分からない。

融けなきゃ、分からない。


エサをやりながら、

いきなり

シャーッと水しぶきの音。


水が凍って膨張し、塩ビが割れる。

融けてから、分かる。


元栓止める。

修復する。


元栓開ける。



別のところから、


シャーッ・・・


元栓閉める。

修復する。


元栓開ける。


・・・・・・


・・・・・・


繰り返し




肥育舎から元栓は遠く、見ながら作業が出来ない。


部品がない。


ホームセンターへ。


午前中、おしまい。



川辺から牛の代用乳が急ぎで欲しいと連絡入る。


川辺へ。


夕方からは鹿児島大学との約束。


まったく、なんて日だ。


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何の係かと思えば。

商工会青年部で婚活が行われます。

なんと男女ともに100人ずつ。

大きなイベントになるということで、最近サボり気味だったんですが、手伝わないわけにはいかず。

プロフィール写真班。

しかも班長になってるし。

会場に来てからプロのカメラマンが撮影して、それを各プロフィールに張りつけ、展示まで。

短時間で間違えないようにしなければというプレッシャーがかかる。

まあ、何とかなるでしょう。

来場者に楽しんでもらえるよう、青年部員が相当な企画を作っていたのがスゴイ。

沢山のカップルが出来るように、出来る限りのおもてなしをしよう。


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長く続けられることが一番。

福島県会津坂下町商工会青年部の方々が鹿児島へ来られました。

我々が福島へ赴き交流させてもらってから1年ぶりの再会。

お互いの自慢のお酒を飲みあいました。

馬刺しと鳥刺しの食べ比べ。

たまたま、自分が商工会青年部の広報委員長だった時に、被災した福島県のお米が売れないことを知り、何とか協力しようって、谷山ふるさと祭りで黒豚丼や地鶏丼にして販売、募金も沢山集まり、大盛況でした。

今後交流が深くなっている部員もいるかもしれません。

末永いお付き合いが出来ますように。


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