のがみ農場便り

2015年07月

お~い!

こっちの試験豚も見に来た。

荒れた畑地に放された廃用母豚2頭。

・・・

いない。


これだけ日を浴びるとさすがにぶっ倒れたか?

と思いきや、土の色と一体化した2頭を発見。

屋根の下でなくても大丈夫なのか?


1か月。

開墾は、暑すぎて面倒くさいらしい。

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後手に回らないように

今回はメモ帳代わりに。忘れないうちに。


唐湊で行っている試験豚の様子がおかしい。

原因究明は大事だが、下痢がまん延してしまったら大変。

かかり付けの獣医師に相談。

水溶性の下痢で血が混ざっていたら細菌性の下痢を疑え(サルモネラ)。

粘性があるようならローソニアを疑え。

エサは食べるか。細菌性の下痢ならほとんどエサは食べない。食べるならローソニアも少し疑っておく。

細菌性の下痢ならキノロン剤が全般に効くはず。とりあえずはこっち。バイトリル、ビクタス。3日間10kg1cc。

3日で効果がないならローソニア対策。リンコマイシン。

電解質液はやることは問題ないが、薬ではないから症状がすぐ良くなることは期待できない。

添加剤も溶かしながら与えるといいが、まず注射で様子を見よ。

即効性があったら、それに越したことはない。


農場にはリンコマイシンしかないので、薬品会社にバイトリルを注文。待ってられないので明日取りに行く。

福山のもろみも取りに行かないといけなくなったから作業終わらせて、福山行って、吉田で降りて薬もらって、

郡山の様子見に行って、注射打ちに行って、加世田へ走る。

そう言えば明日の晩は商工会青年部の例会があるんだった。夏祭りと主張大会の打ち合わせだから欠席できない。

飲まないならいいのだけど、飲みたいからいったん車を置きに自宅へ戻る。


明後日は朝一で伊佐へ雌豚を2頭引取り予定。8時過ぎには到着。

新港へ10時までに降ろして、そのまままた注射を打ちに行こう。

明後日も夜は出方だった。天文館で真面目な会。ただの飲み会じゃありません。


幸いなことは喜入の1頭がようやく調子を戻してきたこと。1週間通い続けた甲斐があった。明日はいかない。

金曜日は月末だ。でも喜入当番。

土曜日棚卸表を持って帰って月末作業、と言いたいが、昼過ぎから谷山の祭りの準備。フランクフルトのくし刺しがある。

打ち上げで飲みたいのだが…、日曜日は台風で延期になったカヌーの錦江湾往復。子供の最後のイベントで

大人が足引っ張るわけにはいかない。自然をなめると大変なのは理解している。5時半集合だし。

日曜日のカヌーの打ち上げで一区切り、かな。

おそらく月末の事務作業が終わってなくて、来週に引きずりそうな・・。

結構、ハードだな。


今日はメモ帳の代わり。







ほっとした。

グリーンファームへ移動した子豚が調子が悪かった。

いつも見ていないといつから、どんなふうに、がわからない。

溝辺農場とは違うので、現場のスタッフに細かい指示もできない。

皮膚病のようだった。

外部寄生虫駆除剤をかけた。変わらず。

発熱。3日目でようやく下がる。

小刻みな呼吸。解熱と同時にだんだんと解消。

しかし、今度は足が立たなくなっている。

違う抗生剤で、なんとかよみがえった。

ほっとしたが、そんなに昨日の今日でエサをガツガツ食べて、元気に遊びまわれるものでもなく。

今日は念のためにもう一度治療。

ここでひっくり返ったら、厄介だ。

どうなるものかとひやひやしていたが、何とか回復に向かってくれるでしょう。

毎日ではないが、溝辺と喜入の行ったり来たりを繰り返したら、トラックの燃料があっさりなくなる。

エコな車がほしい。

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立ち位置

ベガハウスさんの新社屋プロジェクトキックオフ会に呼んでいただきました。

ハウスメーカーさんとの関わりができるなんてありえなかった。

社屋の一部に黒豚の革を使って何かできないか。

全くの異業種の集まりに浮いてしまうのではと心配だったが、全国から集まった専門家の方がたにとっては、

むしろ面白く楽しく議論してもらった。聞くところによると全国でも有名なプロが何人もいらしたようで。

椅子、手すり、家具、etc

原料については話ができても、肝心の革の特性など話すこともできず。

これから少しずつ勉強していきます。

もちろん、場違いだったかもしれないけど豚肉の紹介、試食も楽しんでいただきました。

よく言われる、どこで買えるの?の問いに恥ずかしながら足りない状況を言い訳しつつ、

優先すべきは畜産業であることを度々しっかりと受け取った次第です。


しかし、この事業へ対する取り組み方が、自分の中で相当はっきりしてきた。

元々の発想は、地元から発生するもったいない原料を有効利用したいというリサイクル養豚の延長から出てきたもの。

デザインアワードで商品化するチャンスにも恵まれ、KRUMを通じて沢山の人に巡り合い、畜産業の将来や自分だからこそできることなど、見つめ直すとても有意義なチャンスをもらっている。

一昨日、東京から豚革のなめし加工業者さんとも深いところまで話すことができた。

設備ありきで考えるととても現実的ではないと考えていた今後の進め方も、委託で十分対応できそうだ。

しかも、量産でないと対応できないなめし加工も、工夫次第で必要量だけを加工することも可能になる。

行き先のない在庫抱えてリスク抱えるより、かなり実現性が高い。

原料そのものに付加価値をもっとつけられる努力をしていく。

それは黒豚生産そのものであり、質の高い黒豚を磨き上げていくこと。

その延長上に、今までは全く発想のなかったトレースのできる革、しかも鹿児島ブランド。

末端商品は売れるに越したことはないが、あくまで畜産業の立ち位置で、1頭からの付加価値額を上げる。

目的がはっきりすると、今後の動きもシンプルになってくる。

一発逆転、みたいなことを自分勝手に、自覚もなく思い続けていたのかもしれない。

革も、たまたま黒豚という素材があったから提案するのではなく、ノガミ農場でしかできない革、上質の黒豚を追求した結果に上質の黒豚の革素材が出来上がった、ここに持っていく。

革はすぐにたくさん売れなくてもいいじゃないか、大きな価値をつける。

しかしながら、今までのご縁を大事にして、継続的に黒豚のブランディングに力を注ぐ。

ようやく、定まったような気がしている。

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言葉が人生を変える

そうしんブレーン21の合同例会でした。

講師はDJポッキーさん。

「言葉が人生を変える」という題目でお話しいただきました。

ポッキーさん自身も、自分から発する言葉を意識して変えるようになってから、劇的に人生が変わったとのこと。

はじめの言葉がありき。「ありがとう」、「ついてる」。またそれを言いたくなるなる現象が起きる。

「疲れた」、「困った」、「難しい」はっ絶対に言わない。

もし、ネガティブな言葉を発してしまったら、続けて「5分だけ」を付ける。

一番の言葉は「一寸先はパラダイス!」でした。

乾杯でも、締めのあいさつでも、何度も「一寸先はパラダイス!」でした。

みんな難しい顔してたみたいだけど、最後はみんなして「お元気様!」「ワクワク様!」の連呼。

今日も会合でベンツの人が言うには、昼間汚い格好だけど、夜はなんとか見え張っていい格好を続けたって人は、金持ちが結構助けてくれた、とか。

とにかく、ポシティブな言葉だけを多用できる癖をつけた方が得、ってことですね。

元気が出ました。ありがとうございます。

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