のがみ農場便り

2015年09月

不安は尽きない

肥育豚舎の肉豚がおう吐。

次に下痢が出るようならPEDかTGEの疑い。

幸い、繁殖豚舎でも症状はないし、下痢もない。

獣医師によると消化器系のウイルスが動いているんじゃないかと。

その時は特に打つ手はない。あえてするなら免疫力が落ちて肺炎など2次感染の対処。

結果として、とりあえず1周させて落ち着いて回復させるしかないだろうとのこと。

そうはいっても、落ち着かない。

豚舎内がどよ~ンとしてると、やっぱり心配。

事故につながった肉豚はいない。

チアムリンで対処。

都城では既にPEDが1件発生。

できることをするしかないが、嫌な季節になってきた。

気を付けます。





だいだい収穫

ホン食で辺塚だいだいの収穫作業を手伝ってきました。

なかなかの重労働にびっくり。

内之浦の集落では地域の高齢化に伴い、だいだいの生産量も伸び悩んでいます。

今回は人手が多かったので予定以上の収量でしたが、今後どう持っていくか。

費用対効果、保存、販売・流通、課題はいっぱいありますね。

ただ、

これはものすごく、いい香りです。

焼酎、焼き魚、なんでも合います。

地元の素晴らしい食材をもっと知ってもらいたいですね。

伝統野菜に入っているらしいですよ。

何らかの形で今後もお手伝いしたいと思います。

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シルバーウィークで大盛況

連休はグリーンファームで出店。

そこそこかな、と思っていたのに、予想をはるかに上回る来場数でした。

いつもくらいに準備して持っていったフランクフルトも、1日で2日分完売してしまい、

何をやろうかと考えても、原料の肉しかない。

考え抜いた結果、牛丼みたいな「黒豚丼」を出すことに。

仕込んだものの、ご飯ものは午前中はほとんど動かず、焦りだす。

ご飯大量に余ったらどうしようと考え始めたお昼前に、急に人だかりが・・。

しかも、並び始めたよ。

丼ぶりもの初めてなんで、まさか一気に3升分でるなんて思わないし、

最悪なのが、次のご飯の準備ができていなかったこと。

あの行列を一気に崩してしまった・・・・。

40分も待たせてたら、もう、人は来ない・・。

もったいない、ああ、もったいない・・・。

帰って計算したら、今日の3人がかりの黒豚丼の売上より、昨日一人でフランクフルト売ったほうが上がってた。

はやり売り慣れたフランクフルトをボチボチでも売ってた方が無難なのか。

けど、あのピークの失敗がなかったら・・、なんて考えると何とも悔しい。

11月のグリーンファームでは何を売ろうか。

暇よりはずっとありがたい話である。

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取り扱っていただきありがとうございます。

ベガハウスさんの黒豚革を使った取り組みが先日の新聞で紹介されました。

連休中は一般公開だそうで早速荒田の見学会場へ行ってきました。

畳の縁(へり)と書斎のデスクマット。

何とも高級感がありますね。

家主さんとも会えてご挨拶させていただきましたが、喜んでいらっしゃるようでうれしい限りでした。

ありがとうございます。

続いては、鹿児島中央駅アミュプラザ3階。

JUNOJI(ジュノジ)という薩摩の職人集団の展示販売会場へ。

「時代を動かす薩摩を取り戻すために」

ジャパン・メイドの商品を薩摩から発信していくのだそうです。

その一人の革職人さん、なんでも東京ですでに展開中だとかで、その方が作った商品を見に行きました。

また、なんとも格好いいこと。

受注生産で、すでに6個の受注があったとか。

他にも個性的な商品がずらりと勢ぞろいしてました。

現段階ではとても量産できるような体制でもありませんし、まだ革で成り立つ計算もできません。

しかしながら、皆さんに少しずつ取り上げてもらって、認知度が上がっていくことは大変ありがたいことです。

その間に、しっかり黒豚生産を充実させて、結果的にそれが黒豚革を知ってもらう、あるいは逆に革から追いかけて黒豚を知ってもらう。

皆さんに感謝、の1日でした。

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魂の消毒

今日は気合いの入った演説を聞きました。

豚流行性下痢(PED)講演会。

発生農場の実対応談。

あんな大きい規模の農場で15%も売り上げが下がったらさぞかし大変なことになっていたのでしょう。

はやり発見した場合はいち早い対応が大切のようだ。

しかし考えもしないような汚染源。

ランチボックスに水筒?

人工乳にホコリが付着?

長靴じゃなくて靴底?

そのほか感染経路はありとあらゆるところにある。

野鳥はどうする? → 各豚舎入口で長靴を履き替える。

全国のSPF農場でさえ、約半分は感染に見舞われたとか。

そんなに気を使っている農場ですら感染してしまうのに、じゃあどうするの?

結局のところ、以下、抜粋させていただきます。

「以上の如く入場消毒の手順について述べましたが、一番忘れてならないことはハード面においていくら充実させても、関係各位の一人一人が、足、手、服、物品、車のタイヤ、ハンドル、ペダル、ドア等のありとあらゆるところにウイルスが存在しているものと意識して農場に入れば排除できるものと確信する。即ち、心の持ち方が最も重要であることを忘れてはならない。」

その通りだと思います。

全ては自己責任。

外部環境の責任にしたって、何も変わらない。

守るしかないのですね。

豚運搬用のトラックを日常使っているので、今日は考えさせられました。

費用とかは掛かるが、この場合、燃費の良いタイプの中古車をリースできればトラックの燃費を考えると月々の負担はそんなに変わらなくなる。

屠畜場に行った時はそこまでやるか、くらい車内もアルコール漬けにして帰るのだが、100%の保証はない。

税理士さんともその点ではさっき話ができた。

妊娠豚舎にも電灯を付けたい。

しっかり農場成績上げて、できる限りのコストダウンに取り組んで、充てるべきところにコストをかける。

となりで一緒だったN社長。今現在の飼料原価は38%、約18000円とか。

まあ、普通にびっくりしました。

PEDの影響もなく、農場成績抜群、枝肉価格が上場なもんで、

さぞかし儲かっていらっしゃることでしょう。

いろんな刺激をいただいた1日でした。

8月の集計、飼料販売がガタ落ちで相当危ない状況の中、他の部門と雑収入でなんとか持ちこたえました。

ほっとした。

10月のバンクミーティングはうまくいきますようにしっかり計画立てたいと思います。

明日は喜入当番です。





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