のがみ農場便り

2015年12月

来年は

作りたいものが大きく3つ。

1.堆肥舎 増設
  現在、離乳子豚舎の3部屋が堆肥置き場、発酵菌床づくりの部屋に。
  置き場を別に設置することで
  ・ 豚を増やせる。
  ・ 衛生上の疾病リスクが減る。
  ・ 戻し堆肥が作れる→おがくず費用が減る、別の場所への堆肥運搬コストが減る。

2.妊娠ストール舎 設置
  現在、分娩前の妊娠母豚は以前肥育舎として機能していた豚房で飼育管理をしている。
  妊娠ストールを設置することで
  ・ 母豚が増やせる。
  ・ 妊娠中の母豚を管理しやすくなる。
  ・ 毎日の清掃に掛かる時間が大幅に減る。

3. 攪拌機 粉砕機 熱処理機 設置
  現在、副産物利用でパンや芋、米を利用しているが、保存、給餌、飼料費のメリットに直結出来ていない。
  機械の設置により、
  ・ 腐敗によるロスを減らす。
  ・ 消化率を高める。
  ・ 原料の配合を基準化できる。
  ・ 飼料コストが下がる。

うちの農場は、一般的な農場よりも、手間がかかる仕事が多い。

エサの体系には一定の手間はかけるだけの意味があるが、毎日の給餌、掃除においては、省力化できることは時間を有効に使える大きなメリットとなる。その分、母豚を増やせる。子豚を増やせる。出荷頭数を増やせる。

ただ、大きな投資はできない。

コツコツレベルで作っていくしかない。

それでも早く作れる方法を見出さなくてはならない。

やるかやらないかで言えば、答えは決まっている。

面倒くさい方法でも、やる。

やるだけの価値があるとわかっていて、やる。

ありがたいことに、やることへのデメリットはない。

いや、あった・・、資金繰りだ・・。

しっかりいい豚作って、供給体制を上げて、信用度を上げなくてはならない。

今の頭数で、今の人員体制で、今の時間配分では決していけない。

これからは、しっかり労働体系をとれる農場になる。

これからは、自分もしっかり営業活動へ時間を作れる農場になる。

飼料販売、肉製品販売を通じて、色々回って、良い環境には、良い経営には、その雰囲気がある。

新しい人に、魅力をもって近づいてもらえるような農場づくり、経営を目指します。





  

無念の再会

溝辺、喜入でずっと働いてくれたY氏。

体の不調が発端となったが、色々あって、結果的に離れてしまった。

あれから2年。

ずっと引っかかっていたので思い切って、小林の実家を訪ねた。

60歳。

まだ全然年寄りじゃない。

やっと会えました。

ありがとう。

来週の28日がちょうど四十九日だったみたいだ。

何も愚痴を言わず、黙々と作業に没頭してくれた。

小さいころから、そういう性格だったらしい。

もう手遅れになるまで、病院に口止めをお願いしていたという。

強い人でした。

本当にありがとう。



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