のがみ農場便り

2016年02月

この1年が勝負となれば。

ご縁はいろんなところから舞い込んでくる。

ピンチとチャンスは紙一重。

結局、無駄骨になるかもしれない。

だが、やらなければ、何も変わらない。何も進まない。

大きく前進できなければ、小さく進み続ける。

ひょっとしたら、供給体制が整いつつある?

単純に喜べないが、賛同してくれる(してくれそうな)農家さんが増えつつあると感じているのは確かだ。

ただ、単純に増やせばいいんじゃない。

品質は均一。が絶対条件。

目標は月間100頭出荷。

結局、人ですから。主旨に賛同してくれる人たちばかりと出会うはずもない。

やりますよ、今年は。

絵に描いた餅にするつもりは、サラサラありません。

方向性を作ってくれた方々のためにも。

妥協は程々に?

安心して私と付き合っていただけるよう、これが最大の難関のようです。

急に出来ない信用。

それでも、やるしか、ないですね。



業界紙より

タイムリーに気にしているテーマが飛び込んできたので忘れないように抜粋(養豚情報1月号より)。

なぜ、厚脂が著しく要求率を低下させるのか。それは、脂肪合成には赤肉合成の3.6倍のカロリーが必要であるためだ。これは含水率の差によるもので、脂肪の水分が23%(固形分率77%)であるのに対し、筋肉の水分は72%(同28%)。枝肉の脂肪率3%減少で「飼料費5%以上削減」、「FCR0.2以上改善」!

不快臭(獣臭)の軽減には腸内環境の整備によって可能であり、それには腸内の善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)を増やすことが重要である。そのためには製品が腸内で働くことができる、つまり腸まで届き腸に定着することができることが重要である。

豚肉の「におい」とは、畜舎から直接皮膚を通して吸収するものと、消化管内で発生するものとがある。消化管内の健康を維持できれば「におい」原因物質は抑えられる。それには生菌剤の利用が有効であり、我々は枯草菌「カルスポリン」や植物性乳酸菌「イムノビオス」を利用することにした。

「コプラフレーク」は中佐脂肪酸(ラウリン酸)が豊富で融点が40℃で、脂がチョコレートのような口どけとなる。

他にもいっぱいあるが、面倒くさくなってきた。

奥が、深い、深い。




経費なんて簡単に落ちるもんじゃない。

来期の構想を練っている。

豚については分娩頭数、在庫数から、出荷頭数は前年対比増は見込めないことがおおよそはっきりしてきた。

じゃ、コスト抑える?

一番大きいのは、飼料費。

次は人件費。

その次は間接費。

水で太ってくれるならいいのだが、そういうわけにはいかない。

全体的に、少しずつ搾って浮かせていくほかない。

品質を落とすわけにはいかない。

困ったことに、盛り上がるまでを支え続けている飼料販売が、良い傾向にない。

一気にブタに集中するなんて、現実はそんなに甘くない。資金繰りに直結する。

去年はなんとなく回っていた歯車も、やはり営業活動が足らなかった。

1年経ってから、一気に数字に表れる。

なんとしても、歯止めを掛けなければならない。

次年度は少し飼料販売へウエイトのかけ方をシフトすることにした。

幸い、農場現場は回る。

いや、この頭数で回せなかったら、嘘だ。能力を問われる。

車両を1台減らしたら・・・。

1台1台にはそれぞれ役割がある。ただ、それを維持するだけの稼働率がどう見てもそれぞれ足らない。

自分の豚用トラックでは営業活動ができない。

単に増やすだけならもっと次年度は厳しくなる。

ライトバンを入れて、小口は委託も活用。手は打てる。

エサ屋さんは20kgの紙袋をチマチマ運んでいても経費は出ない。

バルク車は残すことにする。バキューム車は?

車の配置。人の配置。これで回るようになるのか。

思い描いたようにいかないから、難しい。

ただ、みんなが、楽しく働ける環境と、安心して働ける環境、やりがいのある職場を作るのは命題。

決断が必要だが、妙案を作り出すのに、少しばかり苦労している。

はっきりしているのは、自分がいろんなことに時間を取られてしまうこと。

社長業としては、それではだめらしいが、来年だけはこうせざるほか、なかろう。

それでも自分の時間を作れるようにすることが、自分も会社も伸びることと信じて。







頼りになる先生たち

東京出張最終日はやっぱりサイボク。

急な展開にもかかわらず、いつも1時間くらい相手をしていただく笹崎社長にはいつも感謝しております。

種豚部長がずーっと相手をしてくれました。

4時間くらい。

気になっていた種子島の黒豚の件、飼育方法、業界の動向、いっぺんにいっぱい聞き過ぎて、結構、訳が分からなくなりました。

おかげさまで、すっきりしたところもあります。提供できる情報があって良かったです。どうせ抜かれるだろうけど。

革の件は、私が少しリードしていますので、

帰る前にお買い物。

2年前にテレビに立て続けに出たら大変なことになったとか。

その影響もあってか、日曜日の店内は2年たっても山形屋の北海道物産展状態。

100g400円で並んでるのに、高いから買わない、という雰囲気じゃない。

レストラン2時間待ちは珍しいことなんじゃないらしい。鹿児島ではタダ以外まず認められないでしょう。

ブランドイメージの確立とはまさにこういうことなんだと思い知らされました。

商品力はしっかり着実に付けていきたいと誓いました。

もっと並んだ会話ができるよう、励みます。

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六本木でも

六本木にある東京ミッドタウン。

THECOVERNIPPONにて鹿児島展が開催。

お仲間に入れさせてもらった。

置いてもらえたら売れるような甘いものではないのだが、

やっぱりここは六本木。期待してしまう。

明日帰るまでに、朗報を聞きたい。

食品みたいに声上げて売るような場所でないので邪魔しないように今日は帰ります。

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