のがみ農場便り

2016年04月

まさかあそこが

南阿蘇の崩壊したアパート。

学生時代に学生寮として4年間住んでいた。

朝から非常に悲しくなると同時に被害状況が心配でならない。

今日から大阪。

心配な出張です。

買い負ける?

中国の動向が気になる。

小規模レベルの養豚場がどんどん廃業に追い込まれていると聞いた。

理由は排泄物処理。

中国はヒト用のトイレにはものすごく力が入っていて汚いというイメージを払しょくしたいというのは聞いたことがあった。

産業がどんどん上昇するにあたって、制約が厳しくなってくることも当然あるだろう。

なんとも決めつけられないが、そこに相当なお金がかかるくらいならやめてしまおうというところだろう。

日本でもまあ、一緒と言えば一緒。

しかし、あっさりやめてしまうところの価値判断は中国ならなんとなくイメージできそうな気がする。

これまでは飼料原料とな穀物も中国が大量に輸入してる。

このまま一気に農家が減少していくと、どうなるか。

飼料用穀物ではなく、豚肉そのものの輸入量が増えると予想される。

消費大国のレベルは相当のものになるだろう。

そうなってくると、日本に入ってこなくなるわけではないが、豚肉を輸入しようとしても買い負けるだろう。

それじゃあ、TPPは?なんなの?

楽観視するわけではないが、豚肉を含む畜産物、農産物の標的は、もはや人口減が明らかになっている日本ではないのかもしれない。

国内での消費者の価値基準が、国産であるかぎり、業界は大きく崩れることはないのだろうか。

ただ、高すぎると、あっさりそっぽを向かれるのもわかりきっている。

外国産は、正直な意見、評価が高い品物になってきていると思う。

日本だけではない、世界もどんどん変化していく。

どのみち大きなマイナス情報ではないのだ。

やれることを、しっかり実行してこう。




これこそが、蕎麦。

ホン食の研修会で、蕎麦打ち体験に行ってきました。

朝4時半に起きて、エサやりと掃除済ませて、温泉につかって。

都城にある「がまこう庵」。

徹底した国産へのこだわりを聞かせてもらいました。

作ってみて、食べてみて、理解できました。

いいものは、いい。

どこかでチョロチョロと細工をして豚肉を作ろうかなんて考えを巡らせていたことに少し反省。

固定ファンがしっかりついているのが、理解できた。

ここまで来るのも、大変なことだったのでしょうけど。

本物を作り続けることを、良いタイミングで勉強させてもらいました。

うまかった~!!

で、眠い。

帰ります。

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将来をどうみる?

日本養豚協会より実態調査の集計結果が送られてきた。

経営規模を拡大する予定あるいは拡大したい農場の割合が実は多い。

経営を拡大する意向の農場のうち、46.4%、約半分は後継者が決まっている。

廃業したいまたは廃業を考えている農場の42.5%、約半分は後継者がいない。

経営形態では個人経営が41.6%に対し、法人経営54%、残りが預託その他だ。

大きいところか、後継ぎがいる農場は、より拡大するということなのでしょう。

じゃあ、大きいところにしか将来がないか?

そうは思わない。

安価な肉を沢山食べたい層よりも、美味しいものを少量楽しみたい層が増える。

確かに美味しいはいずれでも第1番目の条件である。

しかし、豚肉は牛肉の味にはならない。

わずかな差をモノにして、ポジションを作り出す。

安定化を求めるがあまりに、結局輸入穀物に頼らざらないのが、なんとも悔しいが、完全国産では現状で無理をし過ぎる。コストはさらに上がり、単に価格転嫁できるものではない。

なぜ、鹿児島で黒豚が確立されたのか。

風土に合っていたから?

しかし、今では県外でも黒豚は沢山生産されている。

黒豚は粗食に耐えうる品種であると聞いている。

結果的に肥育日数は長くかかってしまったのだ。

粗食に耐え、かつロース心を太く作れる黒豚、ハム型の豚。

無理をしては継続できない。

面倒くさいことをしなければ、違いは生まれない。

同じ黒豚でありながら、新しい立ち位置を作る。

じっくりと、かつ急がなければならない。

置いて行かれる。

DSC_0694 (1)

桁が違い過ぎて・・

ちょっとしたきっかけで、新設の肥育農場を特別に見せてもらいました。

豚を導入する前だから、衛生的にもOKということでしたので。

なんと、7000頭収容。

あまりにもレベルが違い過ぎて、参考になりません。

最新の設備を見させていただいて、とても目の保養になりました。

こんな機会はめったにありません。

厚かましく参加させてもらってすみません。

いや~、たまげた。

ホントにありがとうございました。

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