のがみ農場便り

2016年06月

そう簡単には・・。

2頭出荷してもらって正解だった。

少しずつ良くなっているのは間違いないが、1頭ずつの試験豚は冷や冷やだ。

ただ、色目については急に変化があるものではないことが分かった。

歩留まりは遺伝系統による要因が大きいので、あとは味の評価をもらって少しずつ改善していくほかないだろう。

どうか、合格点をもらえますように。

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あらら、

韓国で豚コレラ発生。

日本では平成19年に正常化を達成。27年には清浄国の認定も受けている。

これから夏季休暇の時期。

防疫なんでしょうが、国交は止められないですものね。

大雨で消石灰もみんな流されちゃいました。

ここまで降ると、大変。

広がりませんように。



可能性

都城市で養豚国際フォーラムが開催された。

母豚300頭が小規模養豚に分類されているのは驚いた。

出てくる話は1000頭以上ばかり。

技術的なことよりも、経営や業界予想など、レベルは高すぎるものの、参考になる話ばかり。

目の前をクリアしていくことが大前提になるものの、

概ね理解できたことは、現状の頭数規模では採算性に見合わないことだ。

形はどうあれ、経営規模は拡大する必要性がある。

ハード面ばかり気になる中で、つまり資金調達のことばかりが壁になりそうな話の中で、

ズバリの一言。

林牧場の会長いわく、「補助金や借入金ありきで考えず、どうやってお金を生み出していくかを考える」。

養豚に限ったことではない。これは経営全てに当てはまる原点だ。

「豚の生産性は%の差、資本の生産性は何倍の差」。

技術者頭から経営者頭へ。

利益を出し、納税をして、地域になくてはならない会社になる。


経営規模の大小ではない。経営者なら当たり前のことだ。これが出来ていない。

最近、現場に入り込んで、技術や生産性のことばかりが優先事項となっていた。

もっと、全体像をつかまなければ。

参加費、十分に元が取れました。

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結果オーライ?

中央駅まつり。

かごしまホンモノの食研究会のブースで出店させてもらいました。

あいにくの大雨。

スタッフの方々が相当準備されていたのでしょうが、この天気ばかりは仕方がない。

しかも、そこそこ良い場所を取ってもらって、結果が出せないのは、商品の出し方や価格帯、ディスプレイなど、まだまだそれを生かしきれないからだ。

売れる店は、状況を見極め、しっかりとその時にそれなりの売り上げを出して帰る。

楽しみ半分とは言い訳だ。やはり、出展するからにはある程度の結果は期待している。

たまに出店すると、欲張る。口では生産に集中とか、知ってもらうため、とか言うが、それならそんなに欲張った数量は持ってこないはず。

まだまだ、です。

目の前を意識してしまいます。

ですが、最後にとても良い収穫が。

最後の抽選会、なんと自分以外の家族4人が見事に大当たり!

あの大人数で。

すごい確立です。

今日は父の日。でも、自分以外のみんなが・・・・。

お米、ボディーソープ、食事券、そして、新品のギター。

次女が少しかじり始めていたのを羨ましく思っていたのか、三女が全く手放そうとしない。

それなら、頑張ってみるといい。

協賛してもらったところに良かったと思ってもらえるように。

自分は犬飼いたいとせがんで、結局世話をしないタイプは許せない方になった。

これは、養豚を始めてからだったような気がする。

いずれにせよ、中高生にもなっていまだに出店に付き合ってくれる娘たちには感謝している。

その代償に、という言い方が合っているのかわからないが、付き合ってくれたお礼が出来てホッとしました。

また、明日から頑張ります。

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導入はまだ先になりそう

注目している第4系統豚。

鹿児島県に現状を聞かせてもらった。

順当に考えると導入にはあと1年以上。

それから肉豚の生産でも結果が出るのはさらに1年。

この豚ありきで組み立てていくには少し先が長い。

黒豚生産者協議会においても登記されている豚というくくりはあるものの、

鹿児島県外の黒豚でもまがい物という扱いは受けないようである。

取り扱い系統についてはじっくり、自分たちのモノづくりに合うタイプを選んでいこう。

みんな、農場が好む豚にそのうちになっていく。

うちの場合は成績はもちろんだけど、人懐っこくおっとりしたタイプが好みだ。

今回は勉強になりました。



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