竹試験5
鹿児島大学農学部の研修室と竹を使った共同研究をスタートしました。

牛や豚を飼うのにノコクズ(おがくず)は欠かせないのですが、そのノコクズも最近では国内の製材が減っているせいもあり生産量が減少しています。


鹿児島は有数の竹の産地であり、なおかつこの竹もどんどん伸びてくるのである程度伐採して間隔を取ってあげないと貧弱な竹林に変わってしまいます。

そこでこの竹をうまくノコクズの代替えとして有効利用できないかということで現在飼料化や堆肥化が検討されていますが、今回はどういう使い方をすれば一番有効かということを調べるために12頭の豚を3部屋に入れて肥育試験を始めました。

竹試験1
竹を敷いた試験区では、豚を入れた途端ムシャムシャ食べ始め大変お気に入りのご様子。

竹はそのままでも乳酸発酵するので堆肥の発酵にも優れた結果が出るのではないかと期待しています。


今後についてはコスト等の課題も残されますが、まずは良い結果が出て、どういう形でもっと竹を活用していけばよいのか未利用資源の可能性に期待していきたいと考えています。