仲介をしている黒豚の納品先から問い合わせを受けた。
肉締りが少し気になるとのこと。

早速カット業者さんに相談したら、実際立ち会って肉を検品することになった。

配合飼料100%の豚肉と比べると若干気になる程度で問題になるほどはなかったので一安心。ただ、ここから発送の段階で肉質が変わってしまうのか、それ以外に原因があるのかわからないが、1つずつ検証して改善できるところがあれば修正をかけていきたいと思っています。

また、いつも出荷するリサイクル飼料中心の豚肉を見せてもらった。

もともとうちの豚の特徴であるが、少しゆるいと判断されがちな肉質である。お肉屋さんにすれば当然なのだが、少しゆるい(柔らかい)感触は、もう少しビシッとした肉にならないか改善を求められる。流通上、使いにくくなるためだ。我が家の豚を全部直売できれば何の問題のないのだが、やはりプロが扱いやすい品物にしていく必要性はある。規格というものだ。

現在のリサイクル飼料の給餌スタイルを少し改善する必要がありそうだ。

工場長に相手をしていただいたあと、社長とも会えて話ができいろいろアドバイスをもらい、いろいろヒントになった。

リサイクル飼料を給餌するステージを現段階より30日ほど前に持ってくることによって、仕上げの段階のエサをしっかり与える。飼料米も蒸気を通して消化レベルを上げる。

勿論、明日から肉質が変わるほど簡単なものではないですが、良い方向へはどんどん取り組んでいくつもりです。

直接のクレームではないものの、問い合わせを受けるとやっぱり心配になっていろいろ動いてみる。結果的に良いヒントが見つかって改善できる。

結果オーライです。