湧水町で、新規需要米の説明会が開かれた。

去年に引き続き、今年も飼料用として米を使う予定である。

今回はどちらかというと米を作る農家さんへの説明のようでした。

飼料米説明会(湧水町)


震災の影響で約9万トン、放射能汚染の影響で約5万トンの米ができなくなったとか。

不足も予想されがちだが、実際はおおよそ200万トンの米を確保できているので、消費者へ届く分が足りないということはないということ。

それも少し複雑な心境。

新規需要米は飼料用のほか、米粉用や種子用に分類され、目的以外の用途で使用してはいけないことになっている。

農場で使う米を生産したところは「ヒノヒカリ」を作って、飼料用とした。食べてももちろん大丈夫、いやそれどころか普通においしいと思います。

しかし、故意に違う目的で流通が起きないよう、徹底されている。

そんな難しい話も、価値観もわからないうちの豚君たちは、そんな事情は知らないで食べこぼしが・・。

わからないのだから仕方がないが、もったいない。

自分の農場ではわれわれ人によって発生した食品残さを豚に与える。豚たちは通常の餌も食べこぼすが、飼料用として与えるお米も食べこぼす。うーん、自分勝手だが、人を飛び越え、まっすぐ豚が食べて食べこぼされるとなんか複雑です。

みんなが一生懸命作ったお米であり、われわれも丹精込めて良質の豚肉を作りたいと思っている。

上手に食べてもらう方法、しっかり消化できる与え方、ここは自分たちが工夫して、付加価値をさらに向上させられるよう努力する部分ですね。

「湧水町の大自然で育てられた、ふっくらおいしいお米を食べて、元気いっぱいのヒノヒカリ黒豚。」

・・・・・・コピーのセンスも、努力が必要なようです。