都城の農家さんから、久しぶりの注文。

やめるんじゃなかったの?


そう、意地悪いうなよ。


子豚の契約上、取引を止めざるを得なかったのは、お互いにわかっている。


「あとはお前に任せる。」

どうも今の取引先と問題が生じたらしい。


折角の御縁です。

とはいっても、秋口から子豚は結構どこも頭数が上がってくるんだよねえ。

自社農場は一貫生産に切り替えをしている段階なので、うかつに他の農場の子豚を入れるわけにはいかない。

衛生的に問題が生じるためだ。

単に風邪、単に下痢、なんて総括すれば一緒の症状だが、その中でもいろんなタイプがあるので、下手すると自分の農場の豚の調子が悪くなってしまう。

子豚の取引の場合、母親の頭数規模や、流行った伝染病などの経緯があった地域でないか、ワクチン接種はきちんと対応できているか、など一概にはい、そうですか、とはいかない。


自分の都合ばかり優先してはいけないことを最近学んできているばかり。

なんとか、出来る方法、探します。


久しぶりに会うといろんな話題が出るが、一番変化があることは、自分が実際農場を始めてから、知識レベルでない、実践レベルでの話ができるということ。

なんだかんだ言っても、やっている人の情報が一番です。

いろんな情報が入ってくると、一番いい情報をもとにして、自分たちで実践し、上手くいったら、みんなに紹介する。

リサイクルも肉販売もそうですが、行く行くは養豚だけにとらわれない、幅広いアドバイザーとしての機能を持ちえる会社にしていきたいと考えています。


こういうことから、やはり農家さんは常に大先生です。


豚の話になると、共通して言えることは、「長くなる」こと。

結局みんな豚が好きなんだね。


ここは黒豚のほかに、自分が納得いく白い豚と黒豚のかけ合わせを作っている。

離乳からのエサの切り替えがうまくいかないなど話が盛り上がると、


こういう奴をつくらんか!


柚木崎白子豚2



連れてきた。

たまに白い子豚を見ると、かわいいね。


で、また連れてきた。

こいつはこの前も見せられたんだけど。


こいつがサイコーだ!

柚木崎斑子豚1



お土産に袋いっぱいのオクラをもらう。

先生、今日も講義ありがとうございました。