獣医さんに農場の状態を診てもらう。

ここしばらくの下痢の発生が心配だったので、空港ホテルで行われたセミナーのついでに来てもらった。


たまたま、下痢をした豚もいなかったので、折角来てもらったのにも関わらず、休憩所で先生の講義を受ける。


先生曰く、

最終的にはその農場に合った衛生対策が必要。

やたらめったら、投薬はせず、定期的に抗体検査を受けて、農場の状態を知ることが大事。

ワクチンは、AD、PRRS、サーコの対策をまずしっかり行う。

駆虫。

基本的には母豚にワクチンを接種。

一斉打ちよりも、分娩前30~40日に打つ。流産の可能性もあるが、一番子豚に効果をもたらす。

APP、マイコは最初からあまり気にかける状況ではない。


業界からすれば、基本的なことなのだが、

実に新鮮に聞こえた。


抗体検査から見て、農場の状態は悪くなかった。


ただ、外部導入豚との平準化が出来ていない。

別にどちらも病気じゃないのに、風邪引きの度合いによって差が生じると、弱い方が汚染されてしまう。


やはり、早期に完全一貫生産を目指していくべきだ。


見えないもののコントロール。


非常に面白く思えてきた。