空港ホテルで行われたハイポーセミナーに参加。
九州各県より会場いっぱいの関係者。

自分は黒豚でも、豚に関する情報に関しては共通部分が多い。
特に興味があったのは、ハイポーの獣医師 加地先生の講話。
題目は、
種豚の能力を引き出す ~非生産日数の短縮~
はじめて話を聞いたが、実に分かりやすい。
ホントは奥の深い、技術レベルではかなり高いことを踏まえて言っているのに、
口調からもそう聞こえるが、
まるで、素人に基本を教えるかのように、どんどん耳に入った。
母豚に水を沢山飲ませてあげないといけない。
ミルク1リットルを生産するのに、水を4リットル必要とする。
水を飲み続けることにかける時間は、せいぜい20秒程度。
1日に何度母豚は飲水をするのか。
限られた回数で水を豊富に飲ませてあげるには、1分間に2リットル出る給水器をつけてあげなければいけない。
農場によってベストの豚は違う。
折角日々つけているデータをもとに、
総産子数 ・ 離乳子豚数 ・ 離乳子豚体重 ・ 発情回帰日数 の
ベスト10をはじき出すと、
おそらく自分の想像する同じ顔(母豚)が連なってくるはず。
その母豚が、自分の農場の最適なボディコンディションコントロールが出来ている豚であるはずだ。
子豚の授乳期における下痢の初期症状は、嘔吐。
この所見を見逃さない。
あいつは、明日から下痢するかも、とチェックし、いち早く対応。
発情チェックは、直腸検査が一番わかりやすい。
これは何も牛に限ったことではない。
子宮頸管の固さで、耳を立て、許容するような時が適期である。
サラミソーセージのように固くなっているはずだ。
反対に分娩前に子宮頸管を握っても、グニャグニャになっている。
外見や腰に手を当てて所見がつかみづらい場合には実に有効な手段である。
本当の適期が判断できると、AIの無駄が減り、精液の逆流も無い。
実は豚の場合、子宮頸管が性感帯であると考えられる。
バークシャー種の場合、促進剤を使うのは116日以降が良い。
早く打つと、未熟児の発生率が高くなる。
死産か死産でないかの判断は、
肺をバケツに浮かせて、浮かんだら一回でも呼吸をした証拠だ。
今の母豚管理は、とにかく無駄をさせないことが重要。
産次間隔が長くなる分だけ、
飼料費に大きく差が出てくる。
農場は閉鎖型にしていくこと。
いろんなことを学べる良い機会でした。
一番、いつもこれだけは言っている。
経営者がグラついてはいけない。
これが一番、コタエマシタ。
九州各県より会場いっぱいの関係者。

自分は黒豚でも、豚に関する情報に関しては共通部分が多い。
特に興味があったのは、ハイポーの獣医師 加地先生の講話。
題目は、
種豚の能力を引き出す ~非生産日数の短縮~
はじめて話を聞いたが、実に分かりやすい。
ホントは奥の深い、技術レベルではかなり高いことを踏まえて言っているのに、
口調からもそう聞こえるが、
まるで、素人に基本を教えるかのように、どんどん耳に入った。
母豚に水を沢山飲ませてあげないといけない。
ミルク1リットルを生産するのに、水を4リットル必要とする。
水を飲み続けることにかける時間は、せいぜい20秒程度。
1日に何度母豚は飲水をするのか。
限られた回数で水を豊富に飲ませてあげるには、1分間に2リットル出る給水器をつけてあげなければいけない。
農場によってベストの豚は違う。
折角日々つけているデータをもとに、
総産子数 ・ 離乳子豚数 ・ 離乳子豚体重 ・ 発情回帰日数 の
ベスト10をはじき出すと、
おそらく自分の想像する同じ顔(母豚)が連なってくるはず。
その母豚が、自分の農場の最適なボディコンディションコントロールが出来ている豚であるはずだ。
子豚の授乳期における下痢の初期症状は、嘔吐。
この所見を見逃さない。
あいつは、明日から下痢するかも、とチェックし、いち早く対応。
発情チェックは、直腸検査が一番わかりやすい。
これは何も牛に限ったことではない。
子宮頸管の固さで、耳を立て、許容するような時が適期である。
サラミソーセージのように固くなっているはずだ。
反対に分娩前に子宮頸管を握っても、グニャグニャになっている。
外見や腰に手を当てて所見がつかみづらい場合には実に有効な手段である。
本当の適期が判断できると、AIの無駄が減り、精液の逆流も無い。
実は豚の場合、子宮頸管が性感帯であると考えられる。
バークシャー種の場合、促進剤を使うのは116日以降が良い。
早く打つと、未熟児の発生率が高くなる。
死産か死産でないかの判断は、
肺をバケツに浮かせて、浮かんだら一回でも呼吸をした証拠だ。
今の母豚管理は、とにかく無駄をさせないことが重要。
産次間隔が長くなる分だけ、
飼料費に大きく差が出てくる。
農場は閉鎖型にしていくこと。
いろんなことを学べる良い機会でした。
一番、いつもこれだけは言っている。
経営者がグラついてはいけない。
これが一番、コタエマシタ。