鹿児島大学農学部家畜管理学研究室の学生が研究して作り上げました。



鹿児島大学の果樹園で放牧しながら、




合鴨農法によって栽培した飼料米を与え、




森林の木の根や雑草を食べ、




森林の木陰で良く眠り、




のびのびと育てる。




林業と、畜産や農業を組み合わせて複合的におこなう生産活動を、





「アグロフォレストリー(林畜複合)」というのだそうです。





夏に弊社農場より子豚のお世話をさせていただきました。





一昨日は新聞にも掲載されました。




鹿児島大学塚野卒業研究






実は、本日、その豚さんたちの出荷だったのですが、





トラックから降ろした時、言うこと聞きそうにない。





相当、人間慣れしていた。





よっぽど、愛情注いでいたんでしょう。





出荷の時になんですが、





生き生きとしている、というか、





堂々としている。





ストレスなんかほとんど掛かってなかったのでしょう。




果樹園に移動してから、一時調子が悪そうに見えましたが、





環境に順応して、かえってのびのびと健康に育つ。







2008年6月24日。





自分たちが郡山農場でスタートさせた時がまさにこのやり方でした。





その頃はやりたい放題。





その時の写真です。





ロデオ






いつのまにか、





畜産業という仕事で、今日が成り立っていることに気付き、






放牧のみでの養豚は継続が難しくなり、





効率良く豚を飼育する方法へと導かれる。





みんな生活が掛かりますから、当然の成り行きです。





しかし、この方法なら豚が強く健康に育つのはみんな分かっている。





畜産業というよりも、家畜という定義の原点です。






輸入穀物に頼れなくなってくるかもしれないという、まさにこれからの時代。






人口が減り、国内総生産が落ち込んでいくか、と予想されるこの時に、





国内の豚肉の消費量がこれから減少するであろうことと、






安心、安全で、美味しいものを食べて過ごしたい、お肉に対する感覚が変化していくであろうこれからに、





この学生が目指していることは、将来必然的になってくるかもしれない。





正直に言いますと、





羨ましくて仕方がない。






頑張れ塚野さん!





どんどん、アグロフォレストリーを研究して、





将来の日本の畜産の一翼を担ってください。





当然、





自分もそこにいます。





レギュラーから漏れないように、





そっと、ポジションをずらして。






置いていないでね。





明後日は枝肉の勉強ですね。




有意義な時間を過ごしましょう!








森林豚は「潮音館」で販売予定です。





是非ご利用ください。