香川県に行ってきました。



うどん県。



高松へは飛行機が1日1便しかないので便利が悪く早割もないので、今回は新幹線。




初めて瀬戸内海を渡りましたが、肝心の瀬戸大橋が見えない。




道路の下に線路があるんですね。




お邪魔したのは、三豊市。




香川県内は37戸の養豚農家があるらしい。




着いたのは夕方でしたので、農場管理が終わるのを待って、高松へ。




わざわざ、高松。高速使って?




3人で、大騒ぎしながら移動して入ったのは、高松市内にある焼き肉屋さん。




平井料理システムという会社が経営をされている飲食店は、焼き肉のほかにお洒落なビストロ店や、居酒屋風のお店など、お店のジャンルが多彩で、しかも取ってもセンスをうかがわせる店内。



このグループも、循環型で連携している。





馬鹿騒ぎしながら、グループ店舗3件はしご。




1人はいつか鹿児島に呼び戻そうと考えている人間で、まじめな男です。分娩舎一筋十数年。




彼に、「うまくやれてる?」って聞くと、



もっと突っ込んでやり続けたいとかえされ、当面、まだここでお世話になることが決定しました。



今、母豚90頭の一貫経営を、たった一人で任されている。




朝7時から、終わるのは夜の8時。




ここへきて2年。



休んだのは2日。




大人しいくせして、豚のことになると、私なんか相手にならないほど弁が立ち、圧倒される。




90頭?凄いね。



となりにいた仲間のタカシは、



「そんなん、のがみさん、当たり前やないですか?」




一蹴されました。



儲からん養豚やって、どうするん?だって。




翌日食べたうどん屋さんでも思いました。




昼食時間のお店の雰囲気でも伝わりました。




みんな、うどんを、ささーっとすすって、




さっと、席を立つ。





商売っ気のある気質というか、




自分たちは何のために仕事をしているのか。




このガツガツさが、実にシンプルで分かりやすい。





儲かって、近いうちに母親にレクサス買ってやるんだそうです。



おそらく、買ってやったという事実を作った後、自分のものにするんでしょうが。






おれたちは、養豚なんだから、養豚で儲かる。それでいて、こんな凄い会社と仲良くつき合える。



社長からたまに呼び出しをくらって、馬鹿騒ぎしながら夜中まで飲むんだとか。




これでいいのだそうだ。




たしかにその通り。




体裁を気にするかっこつけの自分が、ここではとても地味でかっこ悪かった。





店に行くときも、地元の仲間が作っているキャベツをみかん箱に入れ、お土産代り。




実はここでも仕掛けられていて、新種のキャベツの宣伝。




これを県でNo1にするんだそうだ。




心から連携し合っている。




今回の目的は、農場で困っている排泄処理を見事に低コストで解決した現場を見に行くことだったが、




自分たちがしてやれることは、お腹に抱えない。





なーに言ってんの? 仲間ですがの~!





個人差はあるんだろうけど、こいつらは凄いと思った。






なんだかんだで、しっかり利益をあげていて、銀行が融資の営業をどんどんかけてくるらしい。






実に有意義でした。






もっと素直に、




儲かりたいと思う分だけ、





ただ、ただ、働く彼らがいる。




レクサス。




素直で分かりやすい。






ありがとう。