飼料メーカーから間接的に相談を受けた。

薩摩鶏を飼いたい人がいるらしい。

弊社では薩摩鶏用に「薩摩美鶏」という飼料をメーカーにお願いして製造してもらっている。

3月の品評会には副賞として毎回協賛させてもらっている。

実際、春の品評会が終わると、

そこからレベルの高かった、あるいは自分が後継として残したい鶏を種鶏として残す。

その種鶏から春雛をとり、今くらいになるとだいたい中雛に成長している。

もう少し経つと、その中から今度の品評会用としてふさわしいと思う鶏を自ら選別し、残りを人にあげるか食肉用として飼い直す。

薩摩鶏は天然記念物なので食肉として販売が出来ない。

なので交雑種として新しい品種を作り、それを肉用として飼育するのが一般的だ。

ご依頼のあった薩摩鶏は赤笹種。

薩摩鶏品評会 県24 4


もう少し待てば出てくるかもしれないが、今はちょうどいない時期だと思います。

ただ、最近では薩摩鶏の愛好家が少なくなったせいで、全体的に薩摩鶏の数も減ってきている。

天然記念物なのに勿体ない話だが、最近では田舎でも鶏の鳴き声はご近所迷惑だと苦情を言われることもあるらしく、飼育できる環境条件が厳しくなってきている。


家畜、という存在が遠くなってきている。

庭先で鶏を飼い、牛を飼い、豚を飼う。

今では珍しいどころか、場所によっては迷惑がられる。

生活感、の中に我々がまだ幼少の時にあった庭先の家畜の匂いはもう存在自体が厳しいものになっている。

自分たちも今の生活を考えると、あまり強がったことも言えない。

良く思わない感情を持つ人がいるのは今では当然のことだ。


上手にやる、それがなかなか難しい。


庭先での地鶏を伝えていってくれる人たちが少なくならないように、

高齢化している飼育者から若い人の愛好家や自分たちで食を育てるという思いの人たちが、

今後増えてくることを望みたい。