農場の豚さんの血液検査をしました。
検査してもらったのは、APP・ERY・PRRS・AD・PCVの5項目。
検体数は33検体。
これから、農場の疾病状況、ワクチンの抗体価の変動を見ながらウイルスの状況を確認します。

結果的に問題はなかったのだが、
APPの抗体の上がり方が遅いと指摘を受けた。
今、7週と11週令で打っていたのを、うちの農場ではあと2~3週令ずらした方が効果があるとのこと。
少しでも効果を出すために遅めにずらすということだが、
うちの農場は約90日令で肥育舎へ移してしまうので、
移してからの肥育豚舎でワクチン接種は大運動会になる。
しかも、しっかり打てたかどうかも定かではない。
より確実に、短時間で、お互いストレスを感じないように作業をしたいので、
とりあえず1週ずつずらすことにした。
ERYも同様。
しかもERY、抗体が全く上がってきていない。
どうやって打ってるんですかと聞かれて、APPの1回目で同時打ちの1回のみ、と答えると、
それ、水を打ってるのと同じですよ、と辛口コメントが返ってきた。
これもしっかり2回打たないと効果が出ないらしい。
PRRSは今のところ全てマイナスだったので、問題なし。
そして、サーコ(PCV)。
特に現状としては問題はないようだが、肥育後期でどうやら効果が切れているみたい。
当然、体も大きいので、大した症状もないが、
そういえば、たまに咳をする豚は肥育の後半だな。
出荷日令が遅くなるのは飼料給与法だと認識していたのだが、
そこでサーコが動いているのか。
結局、打ち方の変更はしないで良くなったのだが、
しっかり、お世話になったメーカーさんの商品を使用することに。
しかも、2mlになったので、コストUP。
しかし、今月は暑い夏にも関わらず、なかなか農場全体の状況は安定していて、
疾病による事故はない。
夏場に多い分娩台での圧死事故もないが、親に乗られて足をやられたのがいる。これも勿体ない。
いらないとは思っていたけど、ヒーターをしばらく点けてい置いたのは功を奏したのだろうか。
暑い時期はそれなりに安定するもので、一般的にもそう言われているので、自分だけがいいのではない。
これからだ。
朝はもう既に気温が低い。
温度の高低差があるときにしっかり管理しないと足元をすくわれる。
家畜保健所からの血液検査報告書も届いた。
同様の結果だが、補足資料としてPRRSの解説が付けてあった。
たまにこういうのも読んどかないと、と思い見ていたが、まだ自分の認識の甘さを痛感。

車や靴でも。
自分は農場に行く日は他農場に行かないように努めることがマナーであると思っている。
習慣にしているので、農場の後はまっすぐシャワーだ。衣類から靴まで全部取り換える。
ホントは行かない方がお互いのためだが、飼料販売という業務上、なかなか難しい。
しかし、自分で現場をあたっていると、いろんなことが見えるので、アドバイスもしやすいし、逆に、他の農場主さんから教わることの方が圧倒的に多いのではなかろうか。
場長も昨日言っていた。
分娩の赤ん坊は、雑巾洗って何回も使うより、使い捨てにした方がずっと結果がいい、と。
確かに、自分がサラリーマンの時は、業務用のペーパータオルで拭いていた。
経験から出てくる知恵だ。自分は洗えばいいやと思っていたので、これも1つ改善。
衛生上の対策は、理屈から入っても分からないが、
経験がそれを裏付けていく。
ただ、結果的に、衛生上奨励されている事柄に結びつくことが多い。
じゃあ、最初からそれを全うしたらとも思うのだが、なかなかそうはいかないもんだ。
現在はもう廃業された吹上の農場主さんは、
必ず、お客さんと自宅で会うようにしていた。
農場へは一切入らせない。
配達も、消毒のシャワーを1分浴びていないと、つっ帰らせたと聞いている。
しかも配達時には専用のつなぎと長靴に履き替えて入場。
確かに、世間はなんでそんなに苦労してるの?っていうくらい、成績は問題なかったらしい。
見事な徹底ぶりだった。
ただ、情報はその社長にしか行かないので、スタッフへの情報伝達も十分にされていたんだろう。
安心・安全を一般の人に見せることも食としては大事なことだ。
一方では、特に間違ったことをしていない限り、農場成績が優秀であれば、農場経営が安定し、
収益の見込みが想定できる。
儲かる畜産業になってるのだ。
最近、毎日農場に入るようになってから、少しだけ感覚が変わってきた。
たまたま、事故も無く成績が良いことも重なっているんだろうが、
まずは、儲かる農場経営にならなければ。
結果を出さないと、経営の継続はできない。
輸入穀物のさらなる高騰がささやかれる現在の状況ではなおさらのことだ。
良質の豚肉をしっかり作って、農場成績も安定させる。
当たり前のことを、しっかりやっていきたい。
検査してもらったのは、APP・ERY・PRRS・AD・PCVの5項目。
検体数は33検体。
これから、農場の疾病状況、ワクチンの抗体価の変動を見ながらウイルスの状況を確認します。

結果的に問題はなかったのだが、
APPの抗体の上がり方が遅いと指摘を受けた。
今、7週と11週令で打っていたのを、うちの農場ではあと2~3週令ずらした方が効果があるとのこと。
少しでも効果を出すために遅めにずらすということだが、
うちの農場は約90日令で肥育舎へ移してしまうので、
移してからの肥育豚舎でワクチン接種は大運動会になる。
しかも、しっかり打てたかどうかも定かではない。
より確実に、短時間で、お互いストレスを感じないように作業をしたいので、
とりあえず1週ずつずらすことにした。
ERYも同様。
しかもERY、抗体が全く上がってきていない。
どうやって打ってるんですかと聞かれて、APPの1回目で同時打ちの1回のみ、と答えると、
それ、水を打ってるのと同じですよ、と辛口コメントが返ってきた。
これもしっかり2回打たないと効果が出ないらしい。
PRRSは今のところ全てマイナスだったので、問題なし。
そして、サーコ(PCV)。
特に現状としては問題はないようだが、肥育後期でどうやら効果が切れているみたい。
当然、体も大きいので、大した症状もないが、
そういえば、たまに咳をする豚は肥育の後半だな。
出荷日令が遅くなるのは飼料給与法だと認識していたのだが、
そこでサーコが動いているのか。
結局、打ち方の変更はしないで良くなったのだが、
しっかり、お世話になったメーカーさんの商品を使用することに。
しかも、2mlになったので、コストUP。
しかし、今月は暑い夏にも関わらず、なかなか農場全体の状況は安定していて、
疾病による事故はない。
夏場に多い分娩台での圧死事故もないが、親に乗られて足をやられたのがいる。これも勿体ない。
いらないとは思っていたけど、ヒーターをしばらく点けてい置いたのは功を奏したのだろうか。
暑い時期はそれなりに安定するもので、一般的にもそう言われているので、自分だけがいいのではない。
これからだ。
朝はもう既に気温が低い。
温度の高低差があるときにしっかり管理しないと足元をすくわれる。
家畜保健所からの血液検査報告書も届いた。
同様の結果だが、補足資料としてPRRSの解説が付けてあった。
たまにこういうのも読んどかないと、と思い見ていたが、まだ自分の認識の甘さを痛感。

車や靴でも。
自分は農場に行く日は他農場に行かないように努めることがマナーであると思っている。
習慣にしているので、農場の後はまっすぐシャワーだ。衣類から靴まで全部取り換える。
ホントは行かない方がお互いのためだが、飼料販売という業務上、なかなか難しい。
しかし、自分で現場をあたっていると、いろんなことが見えるので、アドバイスもしやすいし、逆に、他の農場主さんから教わることの方が圧倒的に多いのではなかろうか。
場長も昨日言っていた。
分娩の赤ん坊は、雑巾洗って何回も使うより、使い捨てにした方がずっと結果がいい、と。
確かに、自分がサラリーマンの時は、業務用のペーパータオルで拭いていた。
経験から出てくる知恵だ。自分は洗えばいいやと思っていたので、これも1つ改善。
衛生上の対策は、理屈から入っても分からないが、
経験がそれを裏付けていく。
ただ、結果的に、衛生上奨励されている事柄に結びつくことが多い。
じゃあ、最初からそれを全うしたらとも思うのだが、なかなかそうはいかないもんだ。
現在はもう廃業された吹上の農場主さんは、
必ず、お客さんと自宅で会うようにしていた。
農場へは一切入らせない。
配達も、消毒のシャワーを1分浴びていないと、つっ帰らせたと聞いている。
しかも配達時には専用のつなぎと長靴に履き替えて入場。
確かに、世間はなんでそんなに苦労してるの?っていうくらい、成績は問題なかったらしい。
見事な徹底ぶりだった。
ただ、情報はその社長にしか行かないので、スタッフへの情報伝達も十分にされていたんだろう。
安心・安全を一般の人に見せることも食としては大事なことだ。
一方では、特に間違ったことをしていない限り、農場成績が優秀であれば、農場経営が安定し、
収益の見込みが想定できる。
儲かる畜産業になってるのだ。
最近、毎日農場に入るようになってから、少しだけ感覚が変わってきた。
たまたま、事故も無く成績が良いことも重なっているんだろうが、
まずは、儲かる農場経営にならなければ。
結果を出さないと、経営の継続はできない。
輸入穀物のさらなる高騰がささやかれる現在の状況ではなおさらのことだ。
良質の豚肉をしっかり作って、農場成績も安定させる。
当たり前のことを、しっかりやっていきたい。