短期研修が終わった。

人数が多いと賑やかでいいですね。

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多けりゃいいってもんじゃないでしょうが、職場は仲間同士で社内の不満やビジョンを語れるくらいの人数があってちょうどいい。

研修生の2人、お疲れ様でした。



話は変わって、この研修にあたり、

気にはなっていたものの、今回ヒトに見られると気まずいものに再認識。

最近増えてはきていたんだ。

農場の宿敵。

ハエである。

慣れとは怖いもので、以前はハエのいる空間で弁当を食べる気がしなかったのに、

少々くらいなら、に変わっていた。

しかし、毎回気に障る奴である。

他人を農場に入れた時、大概言われた言葉は、

「臭い、あんまりしないですね。」

「ハエ、思ったほどいないですね。」

だった。

だった、のだ。

最近は、時期によるのも確かだが、目に余る。

一貫生産に切り替えたことで、市販飼料の使用頻度がかなり上がっている。

肥育をリサイクルしたリキッド飼料で育てていた頃とは変わっている。

つまり、排泄物の未消化物が多いのだ。

汚水処理・たい肥処理と一緒で、ここの部分はお金を生まない。

利益の出づらい畜産業ではなかなかコストをかけにくい。

自分さえ我慢できればいいのだが、実際、誰にも迷惑をかけない、ということにはなっていない。

臭いも、ハエも、空気中を浮遊するのだ。

経営継続のためにも人が不快に感じるところについても、できるだけの配慮が必要だ。

そこがまた難しい。

防疫上必要以上のヒトの農場への出入りは控えるように保健所からも先日指導があった。

一般の消費者へは知らなきゃ済む話なので、確かに来なければ分からないし、しかも、今、一般消費者へ向かってわざわざ余計な情報を与えるようなものだが、

現在の農産物・畜産物への安心・安全は、そういう事柄もすべてイメージとしてリンクされてくる。

対策は少しずつでも打たねばならない。しかも継続的に。