さあ、困ったハエどもだ。

現在は誘因による殺虫剤を使っているが、どうも継続的に使わないと効果が出ない。

昨日、気になって、ハエを調べまくった。

ハエもなかなか、奥が深い。

いろんな種類のハエがいるが、一般的なイエバエの他に、実に迷惑な奴らがいる。

サシバエである。

刺すのである、吸血鬼だ。

一般的には牛のところに大半が生息するのだが、なぜか農場にも居やがる。

近隣に牛を飼っているところがあると発生しやすい環境になるとか。

こいつに背後からやられると、とてつもなく痛い。

ブヨのように腫れあがったりすることな無いのだが、痛い。

実に厄介な敵だ。

牛さんや豚さんも、そりゃ痛いよ。

夏の成長速度が落ちるのは、ストレスに起因するものもあるかもしれない。

昨日は飼料メーカーさんと話をしたが、

牛の場合、夏の食欲低下の原因として、

1.暑さによるストレス

2.水を飲めていないストレス

3.ハエにイライラさせられているストレス

これをを疑うんだそうだ。

豚もほとんど一緒ですね。


農場をきれいにすることは大事なことだが、

人間の水洗トイレで飼うような環境を作らない限りは、発生をゼロにすることはなかなか難しい。

豚さん飼ってて、ウンコしちゃダメって言えればいいけど、まあ、言ったって聞けないでしょうが。


対策としては、ライフサイクルを止めていく方法が有効であるようだ。

成虫の対策ばかりしてきたが、

ハエは卵、幼虫、さなぎ、成虫の中でもこの成虫は全体の約15%。

たったの15%?

夏の水気のある草やぶに入ると、大概、蚊にやられる。

家に入らないように、網戸を閉める、蚊帳を張る、などの手段で対策を取るが、自分の身を守るためだけであって、根本的な解決策にはならない。


ライフサイクルを止める。

成虫になる前の駆除が必要だ。

ジクジクさせるところを少なくすることももちろん必要。

見える範囲だけでは事足りないようです。


涼しくなってくれば自然と少なくなるんでしょうが、

豚さんにとって夏でも快適な空間を作ってあげることが、飼う側の責任なのでしょう。


少しずつ、駆除を習慣づけられるようにしてきます。