シンガポールのデパートでは、黒豚が並んでいる。

「KUROBUTA」

なのに、いっぱい、考えさせられた。

これは、

「US  KUROBUTA」

なのである。


今回、鹿児島からも有名な企業の黒豚も販売されていたが、

売れ行きはUSの方が良さそうに見える。

安いから。


つまり、

「KUROBUTA」という言葉が独り歩きしているのである。

黒豚がおいしいというイメージはあるのだろう。


しかし、

JAPAN では無くても良いのだ。

黒豚であれば、美味しいのだと思われている。


売れる方を、そりゃ、売る方は、選択しますね。


シンガポールに豚肉を入れるのはかなりハードルが高い。

しかも、弊社にとっての最大の壁があった。

エサは、リサイクルをしていないことが絶対条件。


まあ、これは、それなりに飼育方法を変えれば済むことだが、

とにかく厳しい。

デパートにハエが当たり前に居ようが、それは衛生的なことであって、安心・安全とは別なのだろう。

言いかえれば、やり方次第では市場があるとも言える。


そこに、高いコストがかかった日本の黒豚を持って行く、これは付加価値を上げて販売しなければならない。

ここで、それが、受け入れられるのか。

それだけでは、長続きしないような気がする。


するかしないかは別として、自分が、生産者じゃなかったら、と仮定して考えた。

US産黒豚が安い。

原料はあっさり、US産を使う。

これを、現地で、加工する。

その他の食材に、日本産を使うか、日本産を使わずに加工するか。

調味料を日本から持って行けるものは優先して、シンガポールで受け入れられやすい調味料を現地で調達して

味にひと工夫加える。


日本の、鹿児島の、食文化をを売るのだ。

メイドインJAPANではコストがかかる。


反論、いっぱい出るだろうなあ。


まず、そのためには、


国内で勝負ができるノウハウを作るべき。


まずは、国内で。


平行線で、海の向こうを絶えず眺める。


勝負時が、来るはずだ。