久しぶりに?(販売先様、出荷頭数が減り大変ご迷惑をおかけしております)スーパーにて弊社の黒豚が並んでおりましたので、早速購入。

その横に、目標とするグループ農場の黒豚が並んでいる。

ちょうど、どちらもバラ切り落とし。

よし、食べ比べ。

まだまだ、とは思っていても、いつかは追いつき、追い越したいと願うレベルの黒豚。

ひょっとしたら少しは近づいたかな、と思いつつ、ただ焼いただけのスライスを頬張る。

・・・・・・・・。

撃沈しました。


うちのは、脂が少しきつい。

それに比べると、何とも上品な味。

何なんだろう。

遺伝子。

えさ。

飼養管理。


最近、島豚の脂質は最高にいい、とお取引いただいている課長が言っていた。

餌の内容、飼養管理はだいたい知っている。

今まで、脂質は餌で大分変ってくると疑っていなかっただけに、正直驚いた。


やはり歩留まりや発育だけにとどまらず、脂質にも相当遺伝的要素の影響があるとすれば、

鹿児島県から購入している種豚そのものも、まだまだ、見直していかなければならない。

ニューサツマでは追いつけないのか。

次回の導入は違う系統をリクエストしてみることにする。

育種にはまだ全然足を踏み入れていないと言ってもいいくらいだ。

育種からする種豚場に働いていながら、認識が甘いと反省。

さつま21、第4系統、まだ取り組める要素はある。


そして、一番のツボだと思っているのが、エサ。

こんなに脂っこくなるのは、リキッドのせいなのだろうか。

そんな気がしてならない。

脂が舌でちぎれるくらいに柔らかいのは、決して良い評価とはいえない。

甘藷である程度改善できてきていると思っていたが、全く程遠い。

もしかして、最近始めた乳酸菌が何かに作用しているのか。


協力農場を増やしていくとなると、どの道、リキッドを共通して使ってもらうのは壁を高くしてしまうかもしれない。

仕上げではリキッドを抜いた方が、他の農場と飼養体系を合わせやすい。


しかし、同じ豚舎内でリキッドをやる部屋とやらない部屋ができたら、あいつら、ぶーぶーと、ぶーたれるだろうし、

落ちつくまで、たぶん、うるさい。

そのやらない分を、どこでやるか。

親か、後期か。

さらに面倒になるのはどのみち変わらない。


しかし、ここまで、差を感じてしまったら、チャレンジするしかないでしょう。

種豚のこともあるので、すぐには変わっていかないが、変えてはいかないと。


あ~、

よくも、まあ、

1人で見事に惨敗感を味わされました。

しかも、相手は期限前で10%割引になっていたのにも関わらず。

それでも、打ち負かされました。


おかげで、

昨日の焼酎が、かなり、進みました。